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“朝食に甘い物”は実はNG?!朝から効率を上げる朝食の摂りかたとは

忙しいビジネスパーソンの皆さんの中には、一日三度、食事の時間を確保するのは至難の業、という方も多いのではないでしょうか。
決まった時間帯に食事できればベストですが、朝は食べる時間がない、とか、仕事が忙しくてお昼ご飯は食べられないことが多い、ということもありますよね。

朝食を抜くと仕事の効率が上がらないという話はよく知られている話です。何も食べないよりは無理をしてでも少し口に入れるといいと言われていますが、もし甘いチョコレートや焼き菓子などを食べるのであれば、これは太りやすく、しかも仕事のスイッチがなかなかONにならない原因になるおそれがあるようです。

寝ている間は食事をとらないので、空腹になり、身体はいわば省エネモードになります。朝一番の空腹時に食べるものは素早く吸収されてしまうので、とても大事なのです。そこで糖分たっぷりの甘い物を摂ると、一気に血糖値が上がってしまい、その血糖値を下げようとする働きで膵臓からインスリンが分泌されます。インスリンは、余分な糖分を脂肪に変えてしまうので、脂肪として糖分が体内に蓄積される一方、急激に血糖値が下がりすぎる「低血糖」を起こすおそれがあるのです。

低血糖になると、頭痛や眠気、倦怠感のほか、ふらつき、震え、発汗、動悸、冷や汗、生あくびいった症状があらわれることがあります。こうなると、仕事どころではありませんね。

ではどんな朝食がいいのでしょうか。パンやご飯などの炭水化物と、肉や魚、卵、豆類、乳製品のタンパク質の栄養素を取り入れるのがおすすめです。炭水化物はエネルギー源として大切ですし、タンパク質は体の脂肪を燃焼モードに変えてくれるので、朝の体のスイッチが入るのです。

炭水化物とタンパク質…というと難しそうに思えますが、朝食メニュー代表格のパンと目玉焼き、納豆ご飯や卵かけご飯なども、ちゃんと2つの栄養素を満たしてくれています。少量ずつでいいので、こういった朝食を心がければ、やる気が起こりやすくなるだけでなく、脂肪のつきにくい健康な体づくりにもつながるのです。

ちなみに、甘い物が食べたい場合は、食後にデザートとして食べるのがおすすめです。食事の摂り方には個人差もあるものですが、好きなものをしっかり食べて、朝からハツラツと仕事したいものですね。