プレスリリース 2015年
自動車部品製造業のQCD向上を実現するEXPLANNER/Ja向け拡張テンプレートを販売開始
2015年6月23日
概要
NECネクサソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:鈴木良隆)は、自動車部品製造業向け基幹業務パッケージEXPLANNER/Ja向け拡張テンプレートを6月24日から販売開始します。
本テンプレートは、EXPLANNER/Jaに「タブレット実績収集」、「かんばん台帳」機能のほか、技術情報管理(PLM)ソリューション「ObbligatoIII」とのBOM(部品表)連携機能を提供します。この機能により自動車部品製造業の管理業務のコスト削減、精度の高い実績情報の収集、原価精度の向上等を実現する、ユーザビリティの高いシステムです。
背景
昨今の自動車産業における国内市場の回復遅れと生産拠点の海外シフトにより、国内の自動車部品製造業は、コストダウンと更なる技術革新が必須となっています。また一方で、自動車の電動化が進み、新たな部品の増加や新規参入企業による競争が激化しています。
このような環境のもと、国内の自動車生産における高性能・高品質な部品要求に応えるために、自動車部品製造業では高レベルの生産管理・品質管理のシステムが求められています。
ターゲットユーザ、お客様のメリットなど
中堅自動車部品製造業をターゲットに、以下を可能にします。
- Androidタブレットの活用による在庫・原価の精度向上、品質改善の業務効率化
- バーコードリーダによる「かんばん」の状態管理、現場の見える化
- NECのPLMソリューション「ObbligatoIII」とのBOM連携による、設計部品表(E-BOM)と生産部品表(M-BOM)を一元管理する「統合BOM環境」
価格
- 「タブレット実績収集」テンプレート 50万円(税別)
- 「かんばん台帳」テンプレート 80万円(税別)
- 「ObbligatoIII」連携テンプレート (注1)
- 注1:EXPLANNER/Ja、ObbligatoIIIを購入の場合、標準機能として提供
販売目標
今後3年間で30社への販売を目指します。
特長
1. 「タブレット実績収集」テンプレート
生産指示や社内かんばんの実績データを、Androidタブレットを活用してリアルタイムに入力する機能です。出来高実績、作業工数実績、部品の入出庫、不良数、不良理由登録のほか、設備停止、間接作業工数、作業員の多台持ちの工数入力も可能です。
製造現場の実績データを収集し、作業の進捗状況把握、設備の稼働状況確認を実現します。さらに実績データの分析により、不良要因把握による品質の向上、適正な製造リードタイムの把握を可能とします。
2. 「かんばん台帳」テンプレート
「かんばん」を運用しているユーザーを対象とした機能です。社内かんばんや発注かんばんの管理ができ、二次元バーコードによる振出・回収・追加発行を可能とするかんばん台帳管理を行います。
3. 「ObbligatoIII」連携テンプレート
PLMソリューション「ObbligatoIII」と、自動車部品製造業向け基幹業務パッケージ「EXPLANNER/Ja」の部品表データ連携のためのテンプレートです。本機能により、生産管理システムへのマスタの二重入力を防止し、設計変更情報の生産システムへの正確な反映を実現します。加えて、「ObbligatoIII」上で部品構成情報と図面や技術文書情報を紐づけて管理できるため、更なる情報の有効活用が可能となります。
このテンプレートは、EXPLANNER/Ja、ObbligatoIIIを購入の場合、標準機能として提供します。
なお、NECネクサソリューションズは、本テンプレートを、「第26回 設計・製造ソリューション展」(会期:2015年6月24日(水)~26日(金)、会場:東京ビックサイト(東京都江東区有明 主催:リード エグジビション ジャパン株式会社)に出展します。
NECネクサソリューションズは、製造業の課題解決に役立つソリューションメニューを拡充するなど、今後もお客様のビジネス発展の貢献に努めてまいります。
NECグループは、「2015中期経営計画」のもと、安全・安心・効率的・公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進のICT技術や知見を誘導し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
本件に関する情報
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NECネクサソリューションズ株式会社
製造ソリューション事業部 第二営業部
上田
Tel: 03-5730-5142