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生産スケジューラ 「Asprova」

概要

多品種多工程の生産計画を超高速に作成する生産スケジューラです。機械や人員の負荷を考慮しながら、工場の中の一台一台の機械や一人一人の人員のスケジュールを秒単位の精度で作成し、実行可能な作業指示データを出力します。

特長・メリット

生産計画業務の効率化

計画作成業務の効率化や、計画時間を約20%短縮を実現します。

生産計画業務の効率化

在庫の最適化

適切な資材発注による原材料在庫の約45%削減、生産リードタイム短縮による仕掛在庫の約50%削減、生産能力の可視化による製品安全在庫の約40%削減を実現します。

在庫の最適化

生産計画と製造ラインの見える化

迅速で正確な納期回答や納期遵守率向上を実現します。

生産計画と製造ラインの見える化

機能・サービス詳細

組立・加工業

組立・加工業へのAsprova適用は「繰り返し型生産」と「個別受注生産」に分かれますが、「繰り返し型生産」への適用が一般的です。また、プロセス業よりも製造業(組立・加工)の方が工程が長く、扱うデータ量が多くなる傾向があります。

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化学・素材・食品製造業

生産計画は個別受注に紐づき製造される「個別受注生産方式」ではなく、販売計画や年次生産計画にもとづき生産される「見込生産方式」であることがほとんどです。また、この計画に従い半製品までは一気に製造し、その後、最終製品の形態に併せて工程が分岐する。従って、コンピュータシステムは見込生産方式に対応しており、半製品(仕掛品)が管理できる必要があります。

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化学・素材・食品製造業

よくある質問

Asprovaでできること

Q1 Asprovaでは在庫管理(原料、中間品、製品)ができますか?
A1

Asprovaは生産計画のシミュレーションツールであり、データベースを保有していないため在庫管理機能は保有しておりません。生産計画のシミュレーションによって予想された在庫数(原料、中間品、製品)を基幹システムに返すことによって、基幹システム上で在庫管理していただく形となります。

Q2 前工程と後工程が分かれている場合、後工程の計画変更内容を元に前工程の計画内容を変更できますか?
A2

可能です。その場合、前工程と後工程を1つのAsprovaファイルで計画すれば後工程の変更内容を元に、前工程の計画内容も変更することができます。

Q3 プロセス業では、工程制約条件(原料、設備制約など)が多く、生産スケジューラを検討するとカスタマイズが多くなる傾向が強いがAsprovaではどうでしょうか?
A3

お客様の工程制約条件にもよりますが、Asprovaであれば標準機能で対応可能なことも多くあります。詳しくは、よくある工程制約条件の対応例を解説したこちらをご覧ください。

Q4 工程設備機器の負荷だけではなく、その設備を運用するために必要な人数を表示することができますか?
A4

設備を動かすための必要人員を表示する事は可能です。

Q5 他のスケジューラと比較してAsprovaは何が優れていますか?
A5

Asprovaはオブジェクト構造になっているため、計画パラメータの設定を代表とする様々な設定が、部品化されているため、非常にフレキブルな対応が可能となっています。また、マスタもパラメトリックBOMという思想に準拠されているため、式を設定する等の効率化したマスタ設定の検討が可能な構造になっています。

Q6 製造現場の進捗管理はできますか?
A6

Asprovaは計画作成のシステムとなるため、実績の管理は行っていません。実績を反映したスケジューリングは可能ですが、予定に対する実績の進捗把握(予実管理)は、Asprovaとは別のMESシステム等で実現することが望ましいです。

Q7 個別受注生産にもAsprovaは適用できますか?
A7

お客様のマスタ整備環境にも依存しますが、外部システムとのインターフェースや、Asprovaの「パラメトリックBOM」と呼ばれる式の設定が可能なマスタ機能を活用し、マスタメンテナンスの工数削減を考慮した運用方法とする適用事例が増えています。

導入のポイント

Q1 生産スケジューラの導入で挫折したという話をよく聞くのですが・・・?
A1

システム導入に当たっては熟練の計画立案者の暗黙知を形式知にする必要があります。プロジェクトには熟練の計画立案者の参画が望ましいと思います。

Q2 生産計画をシステムで立案しても実際には計画のズレが生じてしまうのですが・・・?
A2

工程設備の能力値をカタログスペック通りにマスタ設定していませんか?カタログ値では100個/hでも、実際は98個/hである場合があります。現場の設備と実態にもとづきチューニングしていく必要があります。また、完全に計画通りに実施できる工場の方が少ないと思います。Asprovaでは、実績のズレを反映して、その後の計画を作成する実績反映スケジューリングが可能です。

Q3 生産スケジューラをスムーズに立ち上げる方法はありますか?
A3

まずは、工程が単純な一製品から始めコツをつかんでください。スモールスタートの後、他製品に拡大する事をお勧めします。製品によっては、特殊な作り方をしており、生産計画システムに実装するのに時間を要する場合があります。これらを例外的な製品としてシステム化対象外にする判断も必要となります。

Q4 複数の計画担当者がいるのですが、Asprovaをどう適用すべきでしょうか?
A4

計画担当者単位に設備や工程が分かれている場合は、担当者単位にAsprovaを実行する運用でも良いと思います。顧客や品種(品目グループ等)単位で担当者が分かれていて、設備や工程は計画担当者同士で取り合いになっている場合は、先に運用の整理が必要なります。その上で、Asprovaをどう適用するかをお客様と一緒に検討します。

Q5 生産管理システムのマスタとどのように連携すればいいのでしょうか?
A5

生産管理システム上にある品目、構成、工程等の基本情報をAsprovaにインポートするのが一般的です。各種のリードタイム情報は、生産管理システムで定義した内容がそのまま適用できない場合もあるため、内容の検証は必要です。また、生産管理システム上で段取情報や副資源がマスタ整備されていないことが多いため、スケジューラ要素に加える場合は、新たなマスタ整備が必要となります。

Q6 生産管理システムのMRPとAsprovaのスケジューリング結果は、どのように同期をとればいいのでしょうか?
A6

生産管理システムのMRPの結果を「変更する方法」と「変更しない方法」の大きく2つの同期手法があります。詳しくはこちらをご覧ください。

導入の流れ・プロセス

Step.1 事前検証

Asprovaの機能で対応可能か検証します。

Step.2 要件確認

貴社の運用案も交えた対応方針の検討を行います。

Step.3 教育・検証

機能+新運用での稼働検証作業を行います。

Step.4 本格稼働

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