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NECネクサソリューションズのコンサルティングサービス

ビジネスプロセスマネジメント入門[第2回] 3レベルビジネスプロセスモデルについて

2009年7月29日

ビジネスプロセスモデルの種類

前回のおさらい

前回はビジネスプロセスマネジメントにおけるビジネスプロセスモデルの役割についてのお話でした。
その中で、目的ごとにビジネスプロセスモデルの表現が異なり、それらを共通の表記法で表現できるBPMNというものがあることをお話しました。
そして、BPMNの標準化を行っている米国BPMI.org(現在はOMGに吸収統合されています)によるBPMNを利用する人とその目的がシンボライズされた図をご紹介しました。

[図] BPMNの特徴

この図が伝えたいこと

参画者とモデルの関係

モデリングを行う参画者(モデラー)とモデルの目的をもう少し詳細にまとめると、以下のような3つのレベルが考えられます。
本コラムでは、このようなハイ・ミドル・ローといった分類を、BPMNにおける3レベル・ビジネスプロセスモデルと呼びます。

参画者(モデラー) モデル名称 目的
ビジネスアナリスト ハイレベル ビジネス環境の可視化・分析・改善
プロセスデザイナ ミドルレベル 業務アサイン(ワークフロー)、
シミュレーション、モニタリング
システムアーキテクト ローレベル サービスオーケストレーション

ハイレベル・ビジネスプロセスモデル

次の図が、ハイレベル・ビジネスプロセスモデルの例です。
私達コンサルタントが描くビジネスプロセスモデルは、ほとんどがこのハイレベル・ビジネスプロセスモデルです。
ビジネスの現在の姿を確認したり将来の姿を検討したりするのに利用します。

ハイレベル・ビジネスプロセスモデルの例

[図] ハイレベル・ビジネスプロセスモデルの例

ハイレベル・ビジネスプロセスモデルの目的

ハイレベル・ビジネスプロセスモデルの目的をまとめると、以下の5点が考えられます。

ハイレベル・ビジネスプロセスモデルのポイント

ハイレベル・ビジネスプロセスモデルのポイントを列挙すると以下の通りです。

これらのポイントは、BPMNに限らず他の表記法でモデリングする際にも同様に大切な事柄です。
ただし、BPMNではビジネスアナリストが作成したハイレベル・ビジネスプロセスモデルを利用して、プロセスデザイナがミドルレベル・ビジネスプロセスモデルを作成することができますので、作業の効率性と正確性が大きく向上するというメリットがあります。

次回は、これらハイレベル・ビジネスプロセスモデル作成のポイントについて、もう少し詳細な考察をしてみたいと思います。

執筆

NECネクサソリューションズ
シニアコンサルタント 冨澤 雅彦
[日本UML推進協議会 BPMN研究会副主査]

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