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同社が新規システムの導入目的とした業務の標準化は、業務改革室を中心として整理した業務プロセスをGRANDITに合わせることによってねらいどおりに実現されています。また、業務の効率化も達成されています。
例えば、同社は以前から顧客からの発注をEDIで行う仕組みを導入しているのですが、従来システムでは出荷日の指定を手入力するケースが一部生じていました。新規システムでは、出荷データを含めたデータの割り振りが完全自動化されました。それによって、業務の効率化が実現されたと同時に、データの入力ミスが生じる可能性もなくなったのです。 同社の受注業務におけるEDIの比率は高く、70%に達しています。同社では、今後、EDIの比率を90%にまで高めたいとの意向を持っています。
新規システムが同社のEDIの適用拡大をサポートしていくものと期待されます。また、内部統制確立の面でも新規システムが寄与しています。 具体的には、GRANDITが備えるワークフローを利用することによって伝票ごとに段階的な承認プロセスを規定、実行できるようになったことが挙げられます。
GRANDITを導入することによって、受注から、納品・売り上げ処理に至る業務プロセスの標準化、効率化を果たしたアイシアは、データを自在に取り出して利用できる新規システムの仕組みを生かし、戦略的なデータ活用へとIT活用のステップを進めていく考えです。 具体的なターゲットは、「リアルタイムに損益を把握する仕組みを実現して、経営判断の材料とする」(杉江氏)こと。それによって経営の意思決定のスピードが格段に向上することが期待されます。
さらに、同社はGRANDITをベースにして需要予測システムと経営者に対するシグナルを発信するシステムの構築を視野に入れています。需要予測システムが稼動すれば、欠品がなくなり販売機会のロスもなくなります。それが利益の拡大に寄与すると考えられます。 また、ERPパッケージに日々蓄積されているデータと経営指標をリンクさせることによって、変化の予兆をタイムリーに知らせることが可能となります。 「変化のシグナルを自動的に検出し、それを見た経営者が迅速に経営判断を下せるシステムを目指したい」と谷口氏は語ります。俊敏な経営を基軸とした同社のIT活用はステップアップを続けています。
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