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次世代航空事業情報システム

朝日航洋株式会社 様 (http://www.aeroasahi.co.jp/  



次世代航空事業情報システムを
Webシステム構築基盤KaleidoeSuiteをベースに構築
安全性と顧客満足度向上につなげるため、膨大な業務に迅速に対応できる『次世代航空事業情報システム』をWebシステムで構築。
必要な情報を容易に入手できる仕組みを実現。


ヘリコプターを軸に航空運送・航空測量事業を展開する朝日航洋は、安全、効率的かつ迅速な運航業務の遂行と今後予想されるシェア拡大を見据え、次世代航空事業情報システムを構築しました。

最近では、医療機器を搭載して医師が機内で救急措置を行うドクターヘリが全国に整備されるなど、ヘリコプターの社会的な重要性が増しています。同社は、より一層の安全性の向上・顧客へのスムーズな対応が求められる中、業務を迅速に処理していくためにシステムを活用しようと判断。
受注から飛行までの一連の業務をより安全かつ効率的に行うために、営業・運航・整備・資材等の業務に関する情報を一元管理する「次世代航空事業情報システム(NAIS)」の運用を開始しました。

単独システムであった運航管理業務を統合システムに移行することにより他業務との連携を強化
複数のシステムで管理されていた整備情報を統合して情報共有を強化
エンドユーザが操作しやすいシステムを構築
ユーザの増加に伴い社内のどのPCからも利用できる環境を提供
  次世代航空事業情報システムの構築により、運航管理、整備管理などの各システムを連携し、情報の見える化を促進。

運航管理、整備管理、資材管理、営業部門などで蓄積した情報を部門を越えて活用し、事業運営の効率化とさらなる安全性の向上に取り組む。
 
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取締役

倉増 和治 氏
航空事業本部
NAISプロジェクト室長
鷲田 修 氏
情報システム部

秋山 貴夫 氏
航空事業本部
運航統括部
津島 一寿 氏

業容拡大に向けて複雑な運航管理業務のスピード向上を目指す。

朝日航洋は、業容の拡大に向け新たに機体を購入し、操縦士、整備士、運航サポート員などの要員を確保するといった態勢の充実を進めています。
2007年6月に稼動を開始した次世代航空事業情報システム(NAIS)の構築は、そうした態勢強化の一環として計画されました。

機体や要員の増強に伴い、運航業務の量も増加します。操縦士や整備士はヘリコプターの機種ごとにライセンスを持っており、また、旅客用と物資輸送用では使用される機種が異なります。そこで、顧客の依頼内容に応じて的確にしかも迅速に操縦士や機体を手配する運航管理業務の精度向上がこれまで以上に重要なテーマとして浮上してきました。
「業容の拡大に対応するためには業務の効率化が必要。そのために、新たなシステムを導入することにしたのです」と取締役航空事業本部運航担当の倉増和治氏はNAIS構築の発端を語ります。

また、整備に関する情報を共有することも重要な課題でした。
従来、整備の現場では機体や装備品の管理を行うためにオフコンを利用していました。しかし新たに生じた管理項目についてはグループウェアのデータベース機能を利用して管理することが増えてきました。
これらの情報は必ずしも連携されているわけではないので、複数の同じ処理を要求されるケースや情報共有が行いにくい面もありました。

機体や部品の情報を整備士が参照する場合に社内に分散している情報を共有できれば、より業務を効率化することが可能となり、情報の「見える化」がさらに進むことにより一層安全性が向上すると同社は考えました。


Web系システムでの構築を決断。業務に関する知識を評価。

朝日航洋がNAISの具体的な検討に入ったのは2003年12月のこと。翌2004年1月に事業部内で部門横断的に20人ほどのメンバーを集めてプロジェクトチームを発足させ、ほぼ1年間をかけて要件定義を行いました。
システム構築に掛かる前に「今までの業務の流れ」と「これからどのように業務を行うべきなのか」という検討に十分な時間をかけたことによって、その後の工程をスムーズに進めることができました。

同社では、NAISに先だって人事や会計等のシステムにWeb系パッケージを採用していました。そこで、情報システム部の秋山貴夫氏は、「ユーザの大幅増加、他システムとの協調、ユーザの使い勝手を考慮してNAISもWeb系での開発を選択しました」とWeb系システムを導入した背景を語ります。

NAISの開発は、「KaleidoeSuite(カレイドイースイート)」(*)というWebアプリケーションの効率的な開発を支援するフレームワークを用いて行われました。
たとえば、システムの利用権限管理は、KaleidoeSuiteに装備されているアクセスセキュリティモジュールを使い、作りこみが不要で、また、ナレッジシステムとの連携により、業務システムから必要な文書の登録・検索が簡単に行えます。
Webシステム構築に必要な機能の多くがJavaコンポーネントとして標準装備されているKaleidoeSuiteを活用することで、短期間に品質の良いシステムを構築することができました。

開発期間中は、事業部にシステム開発を担当する新しい部門「NAISプロジェクト室」を設置し、業務/システムの両面から開発をリードする体制を整えました。
またベンダーであるNECネクサソリューションズの社員は朝日航洋の社内に常駐し、プロジェクト室と密接なコミュニケーションを保って開発が進められました。
そのため、航空事業本部運航統括部の津島一寿氏は、「システム開発の経験は無かったが、詳細な打合せをした際に、認識の違いがあっても、常駐体制のため早く修正する事ができた」と語ります。

* KaleidoeSuite(カレイドイースウィート)は、「intra-mart」を活用したNECネクサソリューションズのWebソリューションの総称です。


コスト削減と業務のスピード向上、そしてさらなる安全強化を図る。

NAISが稼動開始したのは2007年6月のこと。従来のオフコンでは全国で70〜80台の端末が稼動していましたが、NAISは航空事業本部の業務に携わる500名のユーザが利用するすべてのPCからアクセスが可能となっています。

導入により特に大きな効果を発揮するのは運航業務に関わる各種事務作業の効率化です。
同社は全国に運航所を展開し、機体及びその運航要員を配置しています。NAISでは、顧客の依頼内容に適応する機体やその資格を有する運航要員の情報を検索することが可能になっています。

NAISプロジェクト室長の鷲田修氏は、「このシステムを使用することにより、機体や要員等のリソースを効率よく利用し、受注に付随する情報伝達が正確かつ容易になれば、現状よりも効率的かつ安全な運航ができるようになります。」と語ります。

また安全性にも大きな効果があります。航空機は飛行時間ごとにエンジンやタービンなどの部品を整備することが義務付けられていますが、これらを守って整備を実施することは安全を確保する上での重要なファクターです。
従来はオフコンやグループウェアなど複数で管理を行っていたため、共通するデータも二重入力が必要になるなど非効率な面がありました。NAISではこれらの情報を一元化することにより、管理業務の効率化や情報共有・連携を図っています。
間接業務にかかる労力を直接的な業務に振り分けることにより、さらなる安全性の向上に寄与することが可能となります。

倉増氏は「コスト削減と業務のスピードアップ、それに伴う顧客満足度の向上、そして安全性に結びつく業務の正確性が達成できると期待しています。」と話します。

同社では個々のシステムに蓄積されてきた情報をNAISで一括管理を行うなど、情報基盤としての充実を図ると共に、他のシステムとの更なる連携強化などを検討中です。
NAISは航空事業をサポートする基盤として今後も発展していきます。


GRANDITによる新基幹システム

*地図情報システムは朝日航洋独自開発システムを使用しています。


(2007年10月現在)

関連情報  

Webシステム構築基盤「KaleidoeSuite(カレイド・イースィート)」


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