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日本スポーツ振興センター(以下、NAASH)は、特殊法人として設立後、特殊法人等整理合理化計画の閣議決定を受けて平成15年に独立行政法人となりました。
「独立行政法人化に伴い対応すべき会計基準も大幅に変わりました。以前との最も大きな違いは、原則として企業会計原則による処理が求められるようになった点です」
−財務部 経理課 経理第二係 係長の吉田明史氏は、こう振り返ります。
新たな財務会計処理では、現金主義に基づく単式簿記と、発生主義に基づく複式簿記の両方に対応しなければなりません。
また、財源として国からの交付金等が含まれる場合があるため、財源ごとに異なる会計処理が必要となります。さらに、4つの勘定を1つの法人単位にまとめて処理する区分経理への対応も必須でした。
NAASHでは、既存の財務システムの改変や機能追加では、これらへの対応が困難と判断。新たな財務システムの構築を決定し、その実現に向けた入札仕様の作成を開始しました。入札仕様書には、独立行政法人特有の会計処理への対応に加え、内部統制強化を意識した取引履歴管理や承認機能の実現、グリーン調達への対応などが記載されました。
そして、複雑な会計基準への対応と共に、入札企業にとって非常に高いハードルとなったのが、本稼動までの期間の短さでした。
「本稼動を入札の翌年の4月1日と設定しましたので、準備期間を除けば、実質約4か月で仕様書の機能を構築する必要がありました」(吉田氏)。
短期間でシステム稼動を実現するためには、パッケージ製品の活用が不可欠と考えられ、入札でもパッケージを前提とした提案が多く見られました。
そして、多数の入札の中から、新財務会計システムとして落札されたのは、NECネクサソリューションズの独立行政法人向けパッケージ「財務会計コアシステム」でした。
NECネクサソリューションズは、設計に約1か月、開発に約2か月、テストに約1か月の計4か月でシステムを納品し、当初の予定通り、入札翌年の4月1日からの本稼動を実現しました。
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