 |
社内に点在する情報資源を全部門が、それぞれの必要に合わせて活用できること。さらに、企業の根幹をなす生産力の強化に、その情報環境を活かしきること。それが厳しい時代を生き抜く東京レーダーの大きな課題であった。
「なによりも、見直さなければならなかったのは、非定期的な受注生産という変則性への対応でした」と、技術部長の吉村氏は語る。同社においては、大量生産、いわゆるロット生産と、受注生産が混在し、複数のプロジェクトが企画・計画→設計→部材調達→製造・出荷というプロセスを進行している。また、生産レンジも短期のものから数年単位の長期間に渡るものまで発生しているのだ。
こうした特有の生産事情を抱える中で、着目したのが部材の調達と在庫管理だった。これは、部材の調達こそが、実は、すべての製造プロセスにおいて要といっても過言ではないからである。この視点を基本に、複数プロジェクトと生産レンジを包括する環境として、設計の完了したユニットごとに部材手配や在庫把握、そして、製造管理に至るまでの一貫化を図ろうというのだ。 |
|