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ビズサプリ 2013年

【特集】「Windows XP」サポート切れによる問題点と対応策(後編)

~実際にOSを切り替える場合、何をすべきか~

2013年6月号

前編では、2014年4月にサポート終了予定のWindows XP(以下、XP)を使っている企業の現在の課題と、サポート終了後に発生するかもしれない問題について解説した。後編では実際にOS(基本ソフト)を切り替えるために、OSの選択や移行のタイミングなどについて考えていく。また昨今ビジネスの場でも利用が拡大しているスマートデバイスとの連携も視野に入れて話を進めたい。

切り替え前にWindows 7とWindows 8の特長を知る

OSを切り替えるうえでは、まずどのようなOSがあり、どのような特長を備えているのか理解する必要があるだろう。そこで今回は、多くの企業で利用されているであろうXPの後継であるWindows 7(以下、7)とWindows 8(以下、8)、それぞれの特長を紹介する。

○Windows 7
XPの後にリリースされたWindows Vistaがそのメモリ占有率の大きさや起動の遅さなどで不評だったことを踏まえ、7では軽快な動作を実現している。従来型のPCの環境はそのままに使い勝手を良くしているほか、セキュリティ機能などの向上が図られた。また、多くの人に使われていることで修正プログラムの更新も進み、安定性も高い。さまざまな対応ソフト、ドライバなども各社より提供されている。

○Windows 8
Windowsシリーズの最新OSとして、「Modern UI(8のスタート画面で使われている新ルールや表示形式)」と呼ばれるタブレット向けインターフェースを搭載した。タッチ式タブレット向けに最適化されているため、これまでのWindowsとは見た目も使い方もまるで違うものになっている。一方で、従来型のPCの画面に切り替えることもできるが、標準では「スタート」ボタンがない(2013年6月時点)など、慣れるまでにはある程度時間が必要となるかもしれない。スマートデバイスとの連携を意識し、Windows関連製品との親和性や、オンラインストレージサービスである「SkyDrive」など、クラウドとの連携も強化されているので今後の発展が期待される。

どのタイミングで切り替えればよいのか

上記では7と8の特長を述べたが、次はその内容を踏まえたうえで導入タイミングについて考えてみよう。

7と8の最大の違いは、ユーザーインターフェースの変化であるといえる。7はWindows 95から使われてきた基本的なデスクトップPCの構造をより進歩させて、現在までの最終形態として提供している。一方8では、基本的に従来型のPCの環境はあくまで選択肢の1つとして考え、まったく違った使い方を提案しているのだ。そのため8の導入に踏み切れば、導入やメンテナンスといった管理側の負担に加え、エンドユーザーの教育という点も考慮しておく必要がある。

また、7はすでに改良や更新が進み安定性が高い。一方、8は起動時間のさらなる高速化やセキュリティ機能の強化など基本的な機能向上が図られている。ただし、8にはクラウドなどの先進機能への対応に期待がかかるものの、仕様や機能のメジャーアップデート(サービスパックの配信)が行われていない。そのため今後より充実した新機能が提供されたり、これまでの機能がブラッシュアップされるなど、大きな変更が加えられる可能性もある。

こうした状況を踏まえると、移行プロジェクトの規模が大きく段階的に進める必要があったり、リース切れのタイミングが近づいているなど、現段階でOSの移行にすぐにとりかかる必要がある企業は7を選択するのがよいだろう。8を導入する予定の企業は、従業員に8の機能を理解させるなど、移行作業に時間を要するので、2013年秋頃とされるバージョンアップ後を目処に切り替える予定を進めるのが良いのではないだろうか。

OSの切り替えに際しては、まず使っているソフトウエアやそれらのドライバの対応状況、OSやソフトウエアの設定の引き継ぎ、データのバックアップと移行などについて調査する必要がある。そして移行OSが搭載されているPCを新規に導入するのであれば、アップデートアシスタントやバックアップツールを使用したり、管理者などが自ら設定したりして、従来の環境を反映させることになる。大規模な移行で、なおかつこれまでPCが個々に管理されていたようなケースでは、セキュリティやIT資産管理の観点からPC管理ソフトウエアの導入を検討するよい機会かもしれない。OS移行にあまり費用を使えない企業は、ハードの移行を控え、OSの切り替えのみを選択する方法もあるだろう。その場合、これまで使っていたハードが新OSのシステム要件を満たしているのか調査する必要がある。それぞれの新OSに求められる大まかなハードのスペックに関しては、Microsoftによると以下のようになっている。

○Windows 7
1GHz以上の32ビット(x86)または64ビット(x64)プロセッサ
1GB(32ビット)または2GB(64ビット)のRAM
16GB(32ビット)または 20GB(64ビット)の空き容量のあるディスク領域
Windows Display Driver Model(WDDM)1.0以上のドライバを搭載したDirectX 9グラフィックプロセッサ

○Windows 8
PAE、NX、SSE2をサポートする1GHz以上のプロセッサ
1GB(32ビット)または2GB(64ビット)のRAM
16GB(32ビット)または 20GB(64ビット)の空き容量のあるディスク領域
WDDMのドライバを搭載したDirectX 9グラフィックス デバイス

詳細についてはMicrosoftのWebページで確認したり、専門のサポートを提供しているシステムインテグレーターなどに相談するのが良いだろう。

スマートデバイスとの連携を考える

タッチ操作で直感的に利用できるタブレットは、使い勝手やバッテリーの持ち時間、比較的大きな画面、薄くて軽い携帯性などを特長としている。外出先や作業現場などでのメールやワークフロー確認、顧客先での保守業務、営業におけるSFAやプレゼンテーション、在庫確認、顧客対応の際の情報提供など、作業効率をアップし、新たなビジネスチャンスを生み出せる可能性を秘めている。

タブレットなどスマートデバイスは、PCとは用途や目的が異なる。そのため、スマートデバイスが従来型のPCを完全に置き換えることは当面ないと考えられる。しかし、スマートデバイスが業務やビジネスの形を変えていくことは間違いない。古いOSの移行を検討するうえでは、スマートデバイスと従来型をどう組み合わせ、活用するのかを考え、今後どのようなIT資産を持つべきか将来像を描く必要がある。

現在はiOSやAndroidが主流だが、今後は特に企業において8のスマートデバイスも多く取り入れられていくだろう。理由としては、Windows関連製品との相性、連携の良さやOfficeファイルをコンバートせずにそのまま閲覧、編集できること、標準装備としてクラウド上のオンラインストレージに保存でき、シームレスな機能の連携が実現されていることなどが挙げられる。これらを活用することで、場所を移動しても、同じ作業を継続的に行うことができる。例えば、オフィスのPCで作成していた企画書の作成作業を、外出先でタブレットを使って仕上げるといったことを、自然に行うことが可能だ。

イラスト

今後は、OSの切り替えはセキュリティやコスト面の課題も含んだ大きな事業となる。OSの特長やスマートデバイスを含めた各端末との連携だけでなく、タブレット導入によるワークスタイル変革、営業力強化、作業効率のアップなどを実現するために、自社のIT利用の今後の展開などもしっかりと見極め、最善の切り替え対応方法を選択してほしい。

(監修:日経BPコンサルティング)

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