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プレスリリース 2003年

大成出版社がXMLを利用した法令データベースを導入

~専用組版システム毎に管理していた法令データをXMLで一元的に管理~

2003年4月21日

概要

NECネクサソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:松本 秀雄)、株式会社学習研究社(本社:東京都大田区、代表取締役社長:遠藤 洋一郎、以下学研)/株式会社スリー・エー・システムズ(本社:東京都品川区、代表取締役社長:川浪 順介)および日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新宅 正明)は、XMLによる法令用途向けのデータベースシステムを共同開発し、大成出版社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:松林 久行)に導入したことを発表いたします。

このシステムは、頻繁に改正される法令文書を標準規格であるXMLを利用して一元的に版管理を行い、法令文書の再利用を容易にした「法令データベースシステム」です。NECネクサソリューションズの電子編集システム「SUPER DIGITORIAL/EX」、アーバーテキスト・インク(Arbortext Inc.、本社:米国ミシガン州、代表取締役社長:レイ シャヴォーン)の「Epic Editor(エピック エディタ)」を学研/スリー・エー・システムズが法令文書の編集・管理用途にカスタマイズしたXMLエディタ、日本オラクルの「Oracle Internet File System」(以下「Oracle9iFS」)を連携させて開発しました。XMLを採用しているため、CD-ROMなど紙以外へのデジタルメディアへの法令文書の利用が容易になります。本システムを導入した大成出版社では法律関連の書籍を多数出版しているため多くの法令データを扱っており、これまでは印刷物に必要な組版システムごとに、別々のデータ形式を作成していました。このため、異なる組版システムで作成されたデータを組み合わせて出版する際には、異なるデータ形式や文字コードを統一するため膨大な手間と時間がかかっていました。大成出版社では、本システムを採用してデータ形式が統一されることにより、データの統合化および組版作業の効率化を実現しました。さらに、データによる版管理を行なうことにより、たび重なる法令の改正にも柔軟に対応できるようになりました。

システムの特長

  • XML形式によるデータの統合化および一元管理を実現
  • XMLを利用した、法令データの部品化および再利用性の向上
  • 紙媒体以外へのデータの利用を容易化
  • ユーザがデータベースを意識することなく法令データの版管理が可能

具体的には、XMLデータの作成更新にはEpic Editorを利用し、「Oracle9iFS」を通じて「Oracle9i Database」に格納します。格納されたデータは、出版時に「SUPER DIGITORIAL/EX」に渡され、法令書籍として整形されます。個々の法令データおよび出版の際に必要な版のデータはデータベースで一元管理します。法令に関する書籍を作成する場合には、データベースから必要な法令を選択・抽出し、書籍の形態に整形します。また、データ形式に拡張性に優れたXMLを採用したことにより、印刷物だけでなく、CD-ROMなど他の電子媒体への展開も容易になっています。

このシステムのモデルは、法令データはもとより、サービス・マニュアルなどの膨大な技術文書を扱う製造業などの分野でも利用可能です。

XMLについて

文書をデジタル化する際にタグやマークを付けることにより、検索、再利用、共同作業を容易にする記述言語の一つです。現在Webページの標準となっている「HTML(ハイパーテキストマークアップ言語)」の次世代言語として位置づけられています。HTMLに比べて構造化やリンク機能に優れているため、再利用しやすくなっています。

「SUPER DIGITORIAL/EX」について

「SUPER DIGITORIAL/EX」は、Windows上で稼動するプロ仕様の本格組版システムです。高度な編集組版作業を要する一般書籍、新聞編集から写真やイラストを多用するデザイン・パンフレットまで、あらゆる印刷物のページレイアウトを実現するプロユースのスペックを持つデジタル編集のためのシステムで、印刷/出版業界で幅広く導入実績があります。直接入力、各種ファイル、書式情報付テキストからデータベースまでのさまざまな情報素材を容易に取り込み、自動処理など制作物の種類に応じた効率の良い編集方法が選択でき、生産性、利便性を向上いたします。

「Epic Editor」について

Epic Editor はアーバーテキスト・インクが提供する、商用のXML/SGMLエディタです。これまで世界中で50,000ライセンスの販売実績を持ち、世界でもっとも広く使われています。使いやすい画面構成を持ちながら、ボーイング社など航空産業各社がユーザであることからも分かるように、膨大なXML/SGMLコンテンツの作成・編集が可能な本格的なエディタです。更に高いカスタマイズ機能によりユーザのニーズに合わせて画面構成、編集支援などの新規機能追加が可能です。

「Oracle Internet File System」について

「Oracle Internet File System」(「Oracle9iFS」)は、「Oracle9i」データベースにあらゆるデータを格納するためのファイル・システムのインターフェースを追加する画期的な拡張機能です。企業内に散在するあらゆるデータ資源を一括管理します。ユーザはWebブラウザなどの一般的なクライアント・ソフトウェアを使用して、あたかもネットワーク上のファイル・サーバーにアクセスするかのように、すべてのデータ資源が集約された「Oracle9i」データベースを利用できます。また、テキスト・データやマルチメディア・データなど、多様なデータを管理し、検索性やセキュリティにも優れています。

NECネクサソリューションズ株式会社について

NECネクサソリューションズは、全てのITサービスを一貫して統合化した「サービスインテグレーション」として、トータルサービス"e-Service"事業を展開しております。全工程におけるコンサルテーションをはじめ、システム設計・開発、システムの導入・移行及び教育、安定した運用及び保守、さらにセキュリティ管理からBPO(ビジネスプロセス・アウトソーシング)までをワンストップソリューションとしてご提供しております。Webサイトは、http://www.nec-nexs.com/

株式会社 学習研究社/株式会社 スリー・エー・システムズについて

1993年から文書管理のためのSGMLに注目し、学研社内のコンテンツの編集・管理に活用してきました。そのノウハウを社外に向けて、製造業様を中心としてサービス・マニュアル・パーツカタログなどのDTD設計から既存文書のSGML化、各種媒体による 出版まで、SGML関連業務を事業展開してきました。今後はXMLの普及に伴い、XMLを活用した大量のドキュメントの作成、編集、管理及び配信を中核にした事業展開を図っていきます。Webサイトは、http://www.three-a.co.jp/

日本オラクル株式会社について

日本オラクル株式会社はオラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点としたEビジネス構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日の店頭市場への株式公開、2000年4月28日に東証一部上場。従業員数1,558名(2002年11月末現在)。Webサイトは、 http://www.oracle.co.jp

株式会社学習研究社/株式会社スリー・エー・システムズ 担当:小川、樋川
Tel.03-5487-2660 / Fax. 03-5487-2680
住所:〒141-8582 東京都品川区大崎5-4-3 ONOビル
e-mail:epic@three-a.co.jp
URL:http://www.three-a.co.jp/sgml

日本オラクル株式会社 マーケティング本部
コーポレート・コミュニケーションズグループ 広報担当:栃尾
Tel.03-5213-6927 / Fax.03-5213-6589
e-mail:Miki.Tochio@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/

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