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プレスリリース 2007年

「安全と安心」を追求しセキュリティ強化 入退管理システムを導入

~航空機の犯罪利用防止や顧客情報保護、従業員の安全確保を目的~

2007年9月5日

概要

朝日航洋株式会社(代表取締役社長:浅野健一)は、NECネクサソリューションズ株式会社(代表取締役執行役員社長:渕上岩雄)およびNECインフロンティア株式会社(代表取締役 社長:木内和宣)と共同で、社員ICカードを使用して事業所や部屋への人の出入りを管理するセキュリティシステムを構築し、今年度中に支社レベルの8拠点への導入を計画しています。
本システムは、NECインフロンティアの入退管理システム「セキュアフロンティア」により構築したもので、社員ICカードを読み取り、ドアの施錠解錠を管理するSIU(サテライト・インテリジェント・ユニット)を本社ならびに各事業所の出入り口やドアに設置し、社屋への入退館者や、データ保管室やサーバ室など各部屋の入退室者を管理しています。

朝日航洋は1955年に創立し、「航空事業」と「空間情報事業」を二本柱に全国65拠点で事業を展開しています。
航空事業では、ヘリコプターから小型ジェット機まで運航する総合航空サービスのエキスパートとして常に業界をリードしています。現在ではビジネス・レジャーの旅客輸送や、官公庁・企業所有機の運航受託、救急医療搬送(ドクターヘリ)、物資輸送、航空撮影、報道取材などを軸に活動の場を拡げています。
空間情報事業では、空中レーザー計測等で得られた三次元空間データの解析・評価までの総合コンサルティング、最先端技術を駆使した測量・地図作成や、土地・家屋など固定資産のアセットマネジメント(資産情報管理)、統合型GIS(地理情報システム)の開発・販売などの事業を通じて、社会空間の情報をシステム化し、あるべき未来を描き出す「空間情報ナビゲーター」を目指しています。

朝日航洋では、所有する航空機や機材などのテロ利用や犯罪利用の防止のため、またお客様から預かる土地・家屋の資産情報や評価情報を保護するため、セキュリティや内部統制に積極的に取り組んできました。今回、世相のセキュリティへの認知の高まりやお客様からのより一層の情報管理強化への期待に応えるべく、セキュリティレベルの更なる向上のため入退管理システム導入に至ったものです。
システム導入拠点では、従業員に配布した社員ICカードを入退の認証キーにしています。出入口や各部屋のドアに電気錠と連動したSIUを設置し、そのSIUに社員ICカードをかざして個人認証を行い、認証された者のみ電気錠を解錠して出入りを可能にします。またそれと同時に、社員ICカード認証によって「誰が、いつ、どこに」出入りしたかの正確な記録(ログ)を残します。加えて、空間情報事業本社など顧客情報を取り扱う機会が特に多い拠点は、各従業員の役職や職務や権限によって、入退できる場所を制限するようにシステムを設定しています。これによって自分が関係する場所以外への出入りが制限され、社内の情報管理を徹底するとともに、内部からの情報漏洩のリスクを低減する、より強固なセキュリティ体制を敷いています。
また、電気錠とICカード認証キーは物理的な鍵とは異なり、紛失や盗難などの事態に際しても、該当するICカードの情報を無効情報として書き換えるだけで使用不可にできるため、不正利用を迅速に防止できるとともに、鍵の付替えコストを低減することができます。

今回のシステム導入以前も、サーバ室など重要度が高い箇所の鍵管理は特に厳重に行っていましたが、入退室の記録は管理簿に手書きで記入しており、誰がいつ入退室したかなどの正確な記録を残すことが困難でした。
今回のシステム導入により、正確な入退室の記録を残すことが可能になり、必要に応じてその記録を迅速に検索できるようになりました。加えて本格的な入退管理システムを導入し毎日接することにより、従業員のセキュリティに対する意識が大きく向上しました。
更にお客様に対しては、官公庁、自治体などのお客様を中心に「セキュリティ強化に熱心に取り組んでいる企業」として高く評価していただき、設備視察などの申し込みもいただいています。

また今回のシステム導入には、上記のセキュリティ強化の目的のほか、従業員を含む事業所内の在場者管理という目的もあります。震災や火災などの不測の事態が起きた際に、事業所内に現在何人の人間が滞在しているかを迅速・正確に把握し警察や消防に報告することにより、早急な救助活動を促すことができ、従業員や滞在者の安全をより確かなものにします。
今後の展開として、勤怠システムとの連携による労務管理や、入室記録がなければ社内ネットワークにログインできない認証システムとの連携等、更なるコンプライアンス遵守やセキュリティ強化を計画しています。

システムの構築・導入に当たっては、NECネクサソリューションズとNECインフロンティアが共同で担当しました。
朝日航洋は全国に65拠点を展開し、その全てに入退管理システムを導入する計画のため、全拠点をカバーする規模と広域ネットワークとの親和性が機器選定のポイントとなりました。セキュアフロンティアは、ワンシステムで1~2,048ドアまで管理可能とシステムの拡張性が高く、WAN(企業内広域ネットワーク)を介して全国のシステムを1台のサーバで管理できるなどネットワーク対応能力にも優れています。加えて自律分散型のシステムで、たとえ不測の事態でネットワークや管理サーバが停止したとしてもSIUだけで一定時間の稼動が可能なため、システム全停止のリスクを低減しています。
また、NECインフロティアは全国に約50の拠点を持ち365日24時間の保守が可能です。朝日航洋の全社ネットワークを構築・管理しているNECネクサソリューションズと共同でシステム構築を行うことにより、万一のシステム障害時にも、障害原因を迅速に割り出し早急な対応を行うことができます。複数企業が構築に携わる大規模システムに有りがちな障害範囲の割り出し作業の難しさを、同一グループの企業に任せることにより解決しています。

朝日航洋では今後も、航空事業ではビジネスジェット機を使用して国内外の旅客輸送や救急医療搬送(ドクターヘリ)の全国展開と、空間情報事業では自治体向けのアセットマネジメントや空間情報技術を生かしたITS(高度道路交通システム)分野への民需拡大提供をしていきます。

NECネクサソリュージョンズ、NECインフロンティアでは今後も、セキュリティシステムをはじめ、ICカードをキーにした認証システムや決済システム等を組み合わせ、小規模から大規模システムまで、幅広いシステムソリューションを各分野に提供していきます。

  • 「SecureFrontia」は9月12日から14日まで東京ビッグサイトで開催される「第9回自動認識総合展」に出展致します。

[写真]朝日航洋株式会社(中部航空支社)外観

[写真]SIUとICカード

本件に関するお客様からのお問い合わせ先

NECインフロンティア株式会社 スマートカードソリューション営業推進部
Tel: 03-5282-5882
e-mail: secure@nec-i.nec.co.jp

朝日航洋株式会社 企画室 企画グループ 広報担当
Tel: 049-245-2548

NECインフロンティア株式会社  経営企画室 広報部
e-mail: koho@nec-i.nec.co.jp
Tel: 03-5282-5802

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