プレスリリース 2012年
輸出入業務及び国際物流を担う航空貨物代理店・海上貨物業者のための
業務支援ツール「Forwarder(フォワーダー)ベースシステム」を販売開始
2012年9月10日
概要
NECネクサソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:鈴木良隆)は、このほどForwarder(フォワーダー:貨物利用運送事業者)である航空貨物代理店及び海上貨物業者(NVOCC:注1)の業務を効率化する「Forwarderベースシステム」の販売を開始します。
背景
「Forwarderベースシステム」は、航空貨物代理店・海上貨物業者の業務システムを共通のデータベース上で統合しています。これにより航空輸送と海上輸送の貨物情報を共通の仕組みで管理することが可能で、両方に対応している物流業者にとって最適なシステムです。
また、航空輸送と海上輸送のシステムを単独で導入することも可能で、それぞれ、必要な業務を付加したり、他システムへの連携を図ることも可能です。
各社共通に必要となる部分をベースシステムとして用意したことで、初期開発費用が低減でき、各物流事業者の個別業務内容に合わせて必要な機能を追加することにより、短期間で最適なシステムを構築できます。
Forwarderの業界では、単に物を運搬するだけでなく、それに伴う輸出/輸入に関わる業務や、通関、保税など様々な業務を分担もしくは連動させて請け負う事業者が多数おります。
当社は荷主代行業務を含めて、同業界にて約90社への導入実績があり、今回のシステムは当社のこれまでのノウハウを活かして開発しました。
NACCS(輸出入・港湾関連情報処理システム)(注2)、AMS(注3)、貨物トレース、会計等、物流に係わる各業務システムと連携するインターフェースを用意しており、個別対応により各システムとの連携が可能となっております。
以上のリリースにより、グローバル対応する企業を物流面でささえる物流業者の、航空輸送と海上輸送両方への対応と業務の効率化という課題を解決するとともに、従来の航空貨物代理店及び海上貨物業者(NVOCC)の、コストを削減しながら、将来の業務拡大を見据えたシステムを実現したいというニーズにも対応可能となりました。
- 注1:NVOCC (Non Vessel operating Common Carrier):利用運送事業者
- 注2:NACCS(輸出入・港湾関連情報処理システム(Nippon Automated Cargo andPort Consolidated System):国際貿易における、通関及び輸入の際の関税の納付などを効率的に処理することを目的に構築された、税関官署、運輸業者、通関業者、倉庫業者、航空会社、船会社、船舶代理店、金融機関等の相互を繋ぐ電子的情報通信システムのこと。
- 注3:AMS(AUTOMATED MANIFEST SYSTEM) :自動通関システム. 米国税関と船会社、航空会社が相互に接続する通関システム。
「Forwarderベースシステム」主な機能
1.航空貨物代理店システム機能
- FLIGHTスケジュール管理
- 輸出/輸入業務
- 請求/支払業務
- 海外精算業務
- 未収未払業務
- Air‐NACCS連携
2.海上貨物(NVOCC)システム機能
- 継続案件登録
- 輸出/輸入業務
- 請求/支払業務
- 海外精算業務
- 未収未払業務
- Sea‐NACCS連携
3.共通システム
- マスタ管理録
- セキュリティ管理
- ログ管理
- メール通報
- 統計用CSV出力
- 帳票PDF
- 共通DB
- 各種インターフェイス
提供価格
Forwarderベースシステム(航空/海貨)各500万円~(SI費含まず)
関連情報
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NECネクサソリューションズ株式会社
流通・サービスソリューション事業部
原田、長村
Tel: 03-5730-5631