外国人とコミュニケーションを上手く取るコツ!生じやすい問題についても解説

外国人とコミュニケーションを上手く取るコツ!生じやすい問題についても解説

グローバルなビジネス環境において、外国人とのコミュニケーションは重要な課題のひとつです。グローバルビジネスに携わっている企業担当者のなかには、「海外取引先や外国人社員との言葉の壁で悩んでいる」という方もいるのではないでしょうか。

本記事では、外国人とのコミュニケーションにおいて生じやすい問題や外国人とのコミュニケーションを上手く取るコツについて解説します。

目次

外国人とのコミュニケーションにおいて生じやすい問題

はじめに、外国人とのコミュニケーションにおいて生じやすい問題について解説します。

主な問題は以下のとおりです。

  • 日本語の曖昧な表現が伝わらない
  • 価値観の違いに戸惑う

日本人と外国人では、表現の仕方も価値観も異なるため、それぞれの違いを理解して認め合うことが重要となります。

日本語の曖昧な表現が伝わらない

外国人とのコミュニケーションにおける問題として、日本語の曖昧な表現が伝わらないことが挙げられます。日本では「空気を読む」「相手の意図を察する」といった特有の文化があり、日本語においても曖昧な表現でコミュニケーションが成り立つことがあります。たとえば、「前向きに検討いたします」のようなオブラートに包んだ言葉で、提案を保留または辞退するケースもあるでしょう。

しかし、英語などの外国語は主語や述語、目的語などの構文が明確であり、曖昧な表現ではコミュニケーションが成立しません。そのため、外国人に対して「前向きに検討いたします」といった表現ではうまく伝わらず、「YESなのかNOなのか」「いつまでに返答するのか」などの明確な情報を提示する必要があるのです。

価値観の違いに戸惑う

価値観の違いも外国人とのコミュニケーションにおいて生じやすい問題です。たとえば、日本は集団主義といわれておりチームワークや協調性を重要視する傾向にありますが、外国人は逆で個人主義が多い傾向になります。

この違いによって、仕事やプロジェクトの進め方で合わないことがあるかもしれません。

日本人と外国人との間でこのような価値観の違いが共有できていない場合、両者の間でコミュニケーションの壁が生じることになります。それにより、日本人にとっては、外国人が「自分たちと合わない人達」のように感じてしまうのです。

外国人とのコミュニケーションを上手く取るコツ

ここでは、外国人とのコミュニケーションを上手く取るコツについて解説していきます。

  • わかりやすい言葉を使う
  • 結論から話す
  • ゆっくり話す
  • 非言語コミュニケーションを意識する
  • 相手の国の文化を理解する

外国人と上手くコミュニケーションを取るためには、言語面と非言語面それぞれにおける工夫が大切です。

わかりやすい言葉を使う

外国人とのコミュニケーションを取る際は、なるべくわかりやすい言葉を使うようにしましょう。

特に日本語を使ってコミュニケーションを取る場合は、相手の日本語レベルにも配慮して平易な表現を使うことが大切です。たとえば、「議論」という言葉が相手にとって難しいと感じる場合は、「話し合う」のような簡単な言葉に変換して使うとよいでしょう。

平易な言葉への言い換えや説明の補足などを行いながら、外国人が理解しやすい言葉選びをすることがポイントです。

結論から話す

外国人とのコミュニケーションでは、結論から話すことを意識しましょう。

日本語は最後に結論が来る文法となっているため、つい結論を最後に話してしまいがちですが、英語などの外国語は最初に結論が来ます。そのため、外国人と話す際は結論から述べることが重要です。

結論から話すためのコツとしては、PREP法が挙げられます。PREP法は、「結論」(POINT)、「理由」(REASON)、「具体例」(EXAMPLE)、「結論」(POINT)の順番で会話を展開する話法です。

PREP法を意識しながら最初に結論や全体像を伝えることで、外国人とのコミュニケーションの円滑化が期待できるでしょう。

ゆっくり話す

外国人とのコミュニケーションを取るときは、ゆっくり話すことも大切です。

外国人と日本語で会話する場合、相手が日本語を正しく聞き取るためには、ゆっくりとしたペースではっきりと話す必要があります。英語などの外国語を使って会話する場合でも、発言内容を正確に伝えるうえでは、ゆっくりと話すことは大事なポイントとなるでしょう。

一つひとつの言葉をはっきりと発音し、日本人同士で会話するときよりも意識的に会話のペースを落とすことが重要です。

非言語コミュニケーションを意識する

コミュニケーションでは、言語面だけでなく非言語面の要素も重要となります。

非言語コミュニケーションとは、表情や身振り・手振りなど、言葉以外で相手に考えや感情を伝えるコミュニケーション要素です。

非言語コミュニケーションの重要性は、1971年にアルバート・メラビアン氏によって提唱された「メラビアンの法則」でも明らかになっています。メラビアンの法則では、コミュニケーションにおいて視覚や聴覚などの非言語要素が相手に与える影響は全体の93%を占めるとされています。

したがって、外国人とコミュニケーションを取る際は、表情や動作ではっきりと意思を示したり、図表などの視覚的情報を活用したりすることが効果的です。

相手の国の文化を理解する

外国人の出身国の文化を理解することも大事なポイントです。

国や地域によって多種多様な文化があり、食習慣や生活習慣、時間に対する感覚、仕事の価値観などもそれぞれの国や地域で異なります。

ビジネスにおいても、同じチームメンバーとして協力関係を築くためには、まずは相手の文化的背景を理解して認め合うことが大切です。「日本のルールに従え」といった考えは持たずに、外国人の価値観や生活習慣などを尊重しながらコミュニケーションを図っていきましょう。

外国人とのコミュニケーションには音声翻訳ツールの導入もおすすめ

外国人とコミュニケーションを取る際は、音声翻訳ツールの導入もおすすめです。音声翻訳ツールを利用することで、会議など大事な場面での意思疎通もスムーズに行えます。

言葉の壁がある中、口頭でのコミュニケーションだけでは「本当に伝わったかな」と不安に感じることも少なくないでしょう。一方で音声翻訳ツールを活用すれば、音声を日本語から英語などに的確に翻訳できることに加え、翻訳内容をテキスト表示することでしっかりと意思疎通を図ることが可能です。

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まとめ

外国人とのコミュニケーションにおいては、日本語の曖昧な表現が伝わらない問題や価値観の違いに戸惑う問題などがよく生じます。コミュニケーションを上手く取るためには、言語面と非言語面の工夫を行うことが大切です。言語面では、わかりやすい言葉を選び、結論からゆっくりと話すことがポイントとなります。

非言語面では、表情や動作に気を配りながら、図表などの視覚的情報を活用することが有効です。加えて、コミュニケーションの前提として相手の価値観や文化的背景も理解するようにしましょう。

外国人とのコミュニケーションに課題を感じている際は、音声翻訳ツールの導入もおすすめです。音声翻訳ツールを利用することで、会議など大事な場面でも円滑なコミュニケーションを図れます。

ライター名:maniho

経歴:SIerおよびメーカーの情報システム部門でシステム開発や運用の実務経験を積み、現在はIT分野のWebライターとして独立。IT・DX・Webマーケティングなどのテーマを中心に多数の記事やコラムを執筆。保有資格:ITストラテジスト、プロジェクトマネージャ、応用情報技術者など。

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