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<コラム内容>
- はじめに
- IoT活用/DX推進度合いを3つの領域で整理(イノベーショントライアングル)
- 課題解決領域
- 改善に役立つ7つの視点と5つのポイント
- まとめ
工場の現場では多種多様な問題が存在し、同時にIoTツール(Internet of Things Tools)の急速な進歩により、ますます多くの製品が市場に登場しています。そのため、クライアントからは「何から始めたらよいかわからない」「どこから着手すればいいのか迷っている」という声をよく耳にします。
このような状況に直面するクライアントが増えている一方で、成功するための手がかりも存在します。まず、デジタルテクノロジーの多様性を捉え、工場の課題を明確に洗い出し、優先順位をつけることが肝要です。さらに、経験豊かなパートナーと連携し、最適なソリューションを見つけるお手伝いを受けることで、効果的なアクションに繋げることが可能となります。
本3回のコラムでは、工場現場の多様な課題に立ち向かうための具体的なアプローチと、デジタルを活用した改善のポイントに焦点を当てています。日本能率協会コンサルティング(JMAC)の「IoT7つ道具(R)」を基点としながら、工場の課題を洗い出す際の視点や、効果的なデジタルツールやソリューションの選定方法を紹介していきます。工場現場におけるDXの鍵を探りながら、読者の皆様が自信を持って次の一歩を踏み出せるようお手伝いしてまいります。
第1回のコラムは「工場IoTによる業務改善」をテーマとして、「課題解決領域」に焦点を当てて掘り下げていきます。
JMACは、2015年から毎年「ものづくりIoT/DX実態調査」を実施しており、これまでの調査結果および日々のデジタル技術導入や活用支援コンサルティング経験を通じて、各製造企業のIoTの導入と活用に関連する取り組みを、「Ⅰ.課題解決」「Ⅱ.最適化」「Ⅲ.価値創造」という3の分野に整理してきました。
これらの3つの分野について、具体的には下記のように分類できます。
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<コラム内容>
室田 真人(むろた まさと)氏
株式会社日本能率協会コンサルティング コンサルティング・プランナー
デジタルイノベーション事業本部 IoT7つ道具事業推進室 室長