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指導管理算定フォローシステム 導入事例長生郡市広域市町村圏組合
電子カルテへの指導・医学管理における記載から要件チェック、算定まで一貫して支援
患者QOLの向上と病院経営の改善を推進
- 業種:
- 病院
- 病床数:
- 一般病床128床
事例の詳細
導入前の背景や課題
医療現場で追い付かない指導・医学管理のカルテ記載
公立長生病院が一貫して重視しているのが患者QOL(Quality of Life)です。これを支える重要な取り組みの一つが医学管理で、入院もしくは通院中の患者に対して療養上必要な指導を適切に行います。しかし、外来を含めた医療の現場でこのプロセスを回していくのは容易なことではありません。処置や投薬などの物理的な技術料と異なり、指導料・医学管理料を医科診療報酬項目として算定するためには、厳格な要件を満たさなければならないためです。しかし、忙しい医療現場で医師たちは、電子カルテへの指導および医学管理の内容の記載までなかなか手が回らないのが実情です。また万一記載内容に不備があった場合、監査で指摘を受けて診療報酬を返却しなければならない事態も起こるため神経をすり減らします。コロナ禍が明けて外来の患者が増えている中、医師の対応もますます追い付かなくなりました。本来得るべき適切な診療報酬を請求できないとなれば、それは病院経営を圧迫することになり、ひいては患者QOLの維持・向上に向けた医療活動に支障をきたしてしまう事態にもつながりかねません。
選択のポイント
電子カルテと一体運用できる親和性と高い信頼性を評価
私たちにとって最も重要な要件は、診療を止めないことです。外来でも多用する指導・医学管理システムに万一不具合が発生した場合、患者様の待ち時間の増加に直結するだけに高い信頼性を求めました。NECネクサソリューションズから提案された「指導管理算定フォローシステム」は、患者QOLの維持・向上、医療の質の向上、医療収益の適正化に寄与することを目的とし、そのプロセスとして算定可能な指導料・医学管理料の課題や問題点を精査して改善するソリューションです。当院で安定稼働を続けている同社の電子カルテシステムとシームレスに運用することができ、ワンストップでサポートを受けられる安心感は、他ベンダーの製品を大きく上回りました。
導入後の成果
指導料・医学管理料の適切な算定により確実に収益性を改善
カルテ記載に基づいた適切な指導料・医学管理料を算定し、証跡として残るため、医療事務部門の業務負担が軽減されました。さらに指導管理算定フォローシステムが、公立長生病院にかつてない重要な“気づき”をもたらしたのがシミュレーション機能です。これは、現時点でどの程度の算定改善の可能性が存在するのか概算を見える化し、システム活用の効果を推定する機能です。患者様への適切な指導を行い、カルテ記載を行うことで、改善できる医学管理料がまだあることが明らかになりました。今後このギャップを埋めていくことで、持続的な病院経営および医療サービス品質向上のための施策立案に活かしていくことができ、結果的に収益が改善される見通しが明るくなりました。
お客様プロフィール
長生郡市広域市町村圏組合 公立長生病院
所在地 | 千葉県茂原市本納2777番地 |
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病院長 (病院事業管理者) |
阿部 恭久 |
設立 | 1951年4月 |
概要 | 患者中心の医療を行い、地域の皆様に信頼される病院を目指すという理念のもと、地域の救急医療と災害医療の強化・充実、一般診療の充実、予防医療、地域医療連携を基本診療方針としています。 |
URL | https://www.chouseihp.jp/ |
2023年12月現在
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