SC-SaaS
導入事例株式会社こうべ未来都市機構 様

稼働30年以上の売上管理システムに経年変化による3つの課題が発生
~システムの安定性向上、決済手段の拡充、セキュリティ対策の強化~
同社は、展開している5つのショッピングセンターの売上管理システムに専用システムを利用していました。このシステムは、ショッピングセンター内の各テナントの決済端末と連携して売上データを取得し、各ショッピングセンターおよび全体の日次・月次売上を集計する機能を持っていました。
また、各テナントから預かった預託金(売上預かり)から、家賃・水道光熱費などの経費を差し引いた金額を振り込む月次の精算業務を担っていました。しかし、システム導入から30年以上経過し、経年変化にともなう3つの業務課題が発生していました。これらの課題を解決するために、同社は売上管理、顧客管理およびキャシュレス決済に関わるシステムを新たに構築する方針を決定しました。
難しい独自要件にもしっかりと対応
~会員向けポイント制度の移管、駐車場システムとの連携~
同社は、課題解決に向けてプロポーザル方式で新システムを調達し、以下2つの追加要件を満たすシステムを求めました。
1つめは、会員向けポイント制度の移管です。顧客を囲い込むため、買い上げ金額に応じて付与されるポイントを旧システムで運用しており、新システムには、会員データおよびポイントの管理・運用を確実に引き継ぐことが求められました。
2つめは、駐車場システムとの連携です。以前のポイント制度では、駐車場・売上管理・ポイント管理の3つのシステムをデータ連携させることで割引を実現していたため、新システムでも同様のデータ連携が必要でした。
同社は、これらの要件をすべて満たすNECネクサソリューションズの提案を採用しました。この提案は、商業施設・不動産向けテナント売上管理サービス「SC-SaaS」と決済プラットフォーム「J-Mups」を組み合わせたものです。
約300台の決済端末を夜間6時間で切り替え実施
旧システムの課題がすべて解決
クラウドサービス「SC-SaaS」と「J-Mups」により、自社サーバーへの負荷が分散され、処理速度が向上しました。電子マネー、コード決済にも対応し、決済手段の拡充も実現しました。また、PCI DSSに準拠した決済環境が整備され、クレジットカードの不正利用や情報漏えいのリスクが低減しています。365日のサポート体制により、来店客の多い土日祝日でもトラブル発生時に迅速な対応が可能です。
さらに、SC-SaaSの「スマホアプリ連携オプション」を活用し、会員カードをスマホアプリ化することで、タッチポイントの拡大と顧客の利便性向上を実現しました。アプリのリリース後、新規会員数は毎月従来の約2.5倍ペースで推移し、キャンペーン期間中のアプリ会員加入者数は増加しました。既存会員1人あたりの売上額は前期比109.1%となり、客単価も上昇しています。
所在地 | 神戸市中央区港島中町6丁目9番1 神戸国際交流会館9階 |
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設立 | 1977年8月 |
代表取締役社長 | 山平 晃嗣 |
資本金 | 73億8,850万円 |
概要 | 神戸市全市を対象とした総合的なまちづくり団体です。商業施設や賃貸オフィス・店舗などの施設運営をはじめ、交通インフラ、公益施設の運営まで、神戸市と連携しながら便利で潤いのあるまちづくりを積極的に進めています。 |
URL |
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2025年3月現在
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「導入前の課題」「このソリューションを採用した理由」「導入に向けたポイント」などノウハウがたくさん詰まったリーフレット(PDF)がダウンロードいただけます。
複数のショッピングセンター施設の売上管理・売上精算システムをSC-SaaSに統一。
人手不足を克服し、高付加価値業務への注力を目指す。
売上管理業務の効率化とシステム運用コスト削減を目的として売上管理システムを刷新。
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