サイト内の現在位置

組立・加工業

生産スケジューラ 「Asprova」

組立・加工業

「繰り返し型生産」におけるAsprovaの適用

組立・加工業へのAsprova適用は「繰り返し型生産」と「個別受注生産」に分かれますが、「繰り返し型生産」への適用が一般的です。
また、プロセス業よりも製造業(組立・加工)の方が工程が長く、扱うデータ量が多くなる傾向があります。

業種業態 Asprova適用のポイント
自動車部品業 内示・確定の需要情報をベースにAsprovaのオーダーが決定され、納期を最優先にして、その中でいかに効率的な生産計画が作成できるかがポイントになります。
基本的には顧客への納期調整はできないことが条件です。
電気・電子部品 納期優先ではありますが、例えば大量ロットの要求に対して、いくつまでならばいつまでに出荷できる等の多少の納期調整が可能な場合もあります。
金属・非鉄金属製造、一般機械器具製造等 個々の顧客との関係により納期優先の考え方が異なることが多いため、個々のお客様環境によって、Asprovaの計画手法を検討する必要があります。
半導体製造業 他の業種より取り扱いデータ量が圧倒して多いのが特徴です。300工程~500工程を対象とし、また完成までに同一設備を複数回使用する等の難易度の高い要望を受けることもあります。作業数は、100万を超える場合もあるため、実運用に向けては、マスタメンテナンスの頻度、スケジューリング時間、計画結果の評価方法等を考慮に入れて、導入検証が必要となります。

リソースを考慮する条件によっても計画の難易度は変わります。人(作業者)、金型、治具、検具等、Asprova上では「副資源」と呼ばれるメインの設備に付随するリソースを考慮に入れた計画を要望されることも多く、「副資源」の計画への反映も検討のポイントとなります。

「個別受注生産」におけるAsprovaの適用

産業機械製造、精密機械、医療機械器具製造等を代表とする「個別受注生産」へのAsprova適用は、マスタメンテナンスが都度発生するため、一般的には適用が難しいと言われてきましたが、個別受注生産への適用事例も出てくるようになりました。お客様のマスタ整備環境にも依存しますが、外部システムとのインターフェースや、Asprovaの「パラメトリックBOM」の活用により、マスタメンテナンスの工数を削減した運用方法を検討することにより、「個別受注生産」 へのAsprova適用例が増えています。

お問い合わせ・ダウンロード