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「働き方改革」を実現するための、4つのポイント(第1回)

「多様な働き方」に対応し、優秀な人材を確保する

2015年9月

働き方の多様化とモバイルワークスタイル、マルチワークプレイス

[図] 柔軟な働き方への対応

今、モバイルワークや在宅勤務など、場所を問わない「多様な働き方」ができる環境づくりを進めようとしている企業が増えています。その理由として、労働人口の低下による人材不足、激化する市場競争への対応、業務効率化の推進などが挙げられます。このような働き方改革への具体的な取り組み方や事例、必要となるソリューションを紹介します。

場所を問わずに働ける環境づくりのために

従業員がより効率的に働くために、ノートPC・タブレット・スマートフォンなどを活用した「モバイルワークスタイル」や、ワークライフバランス充実のために外出先や自宅など、どこからでも社内と同等の環境で仕事ができる「テレワーク」や「マルチワークプレイス」という働き方に取り組み始めている企業が増えています。

モバイルワークスタイルが効果を発揮するのは、主に営業部門やお客様を現場でサポートする部門など、外出する従業員を多く抱える部門。例えば移動中やスケジュールの合間の時間などを有効活用することが活用例として考えられます。モバイルワークスタイルを実現するために注目されているのが、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスや、持ち運びに適した軽量で高性能のPCです。すばやく起動ができて、場所を選ばずに操作できることがその理由です。また昨今、BYOD(Bring Your Own Device:私的な端末の業務への活用)を取り入れることで、個人の使い慣れた端末を業務活用することによる生産性向上を考えている企業も増えています。

一方、マルチワークプレイスは、社内だけではなく、自宅、出張先、サテライトオフィスなどでも作業できる環境を指します。特に在宅勤務は、従業員の多様なライフスタイルに対応しながら継続して働ける環境づくりにより有能な人材を継続的に活用するという観点からも、導入を進めている企業が増えています。また、事業継続計画(BCP)を検討する際に、災害やパンデミックを想定して「事業所に出勤はできないが、在宅で業務を継続する」という働き方も考えられます。

その実現には、安全面や利便性への配慮も重要です。社外でどのようなデバイスを活用しているのか、MDM(Mobile Device Management:モバイル端末管理)なども今後、考えるべき課題となります。

[図] モバイルワークスタイルとマルチワークプレイス

「働き方の多様化」実践企業の取り組み方とその効果

次に、働き方の多様化への取り組み方の一例として、NECネクサソリューションズの事例をご紹介します。

NECネクサソリューションズのニーズとしては、次のようなものがありました。

  • 外出が多い営業担当者の隙間時間を有効活用したい
  • お得意先で最新の情報を提供したい
  • 業務は外出先で完了したい
  • 必要な時に情報・リソースにアクセスし、業務を効率的に進めたい
  • 女性の雇用環境を整備したい(在宅勤務など)
  • ノウハウある人材を継続雇用したい
  • 多様性を発揮するため、内部・外部の人材を活用したい
  • 災害時・パンデミックなど万が一の時にも、事業を継続したい
  • 災害時に、社員の状況確認や、連絡可能なメンバーで業務を運用したいなど

その中でも、特に典型的なのが外出の多い営業担当者でした。外出先へのPC持ち出しに多くの制限がありました。PCを持ち出した後には会社に戻る必要があり、残業時間が増加し、生産性の向上を妨げていました。

例えば商談先でクライアントから急な資料や見積の依頼などがあると、一度自社に戻って用意してから再提案となります。そのため、成約に時間がかかるだけではなく、ビジネスチャンスを逃すことにもなりかねず、営業担当者からは、外出先へのPCの持ち出し制限緩和の要望が強くありました。

[図] 営業の不満

そこで同社では、社外にPCを持ち出す際のセキュリティリスクを軽減できる『Trusted PC』(トラスティッドPC)を採用。高セキュリティ、信頼性・耐攻撃性を備えているとともに、軽量で高性能なので、社外でも社内同様の業務が可能に。隙間時間の有効活用や、お得意先での情報共有やプレゼンなど、生産性向上にもつながりました。

[図] 不満の解消へ

またVDI(仮想デスクトップ環境)を構築し、リモートデスクトップで業務運用ができるようにしています。端末にデータを残さずに作業できる環境ができたことで、盗難や紛失時の情報漏えいリスクも軽減することができました。

一方、ソフトウェア面では、マイクロソフトが提供するクラウドサービス「Office 365」の同等機能を利用し、誰もが場所を選ばずに、メールやスケジュールの共有、ファイル共有サイト、ポータルや掲示板、Web会議など、様々なサービスをモバイル環境で利用できるようになりました。

このような環境は、在宅勤務の促進にも役立つとともに、BCPの実現にも効果的です。NECネクサソリューションズではさらに、在宅勤務時の労働時間を正確に把握し、申請することで残業代を設定できる仕組みも設けました。このような面からもサポートすることで、ワークスタイル変革の途を一歩ずつ前進しつつあるのです。

「働き方改革」を実現するための、4つのポイント

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