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クイズ「情シス部門が知っておきたいテーマ」

セキュリティの新しい国家資格は?

2016年11月

ますます高まるセキュリティ人材へのニーズ。今回はセキュリティの新たな国家資格について解説します。

クエスチョン

2017年4月に新たにスタートするセキュリティの国家資格を以下から選んでください。

1.情報セキュリティマネジメント
2.情報セキュリティスペシャリスト
3.ITコーディネータ
4.情報処理安全確保支援士

アンサー

4

解説

1.情報セキュリティマネジメント ➝ ×

情報セキュリティマネジメントの計画・運用・評価・改善を通して組織の情報セキュリティ確保に貢献し、脅威から継続的に組織を守るための基本的なスキルを認定する試験です。情報システム利用部門におけるセキュリティリーダーの立場の人が対象であり、ITの安全な利活用のための基本知識・技能が問われます。国家試験「情報処理者技術者試験」の新たな一区分として、2016年春から開始されています。

2.情報セキュリティスペシャリスト → ×

情報システムや組織に対する脅威や脆弱性を評価し、技術面・管理面での有効な対策を遂行できるセキュリティエンジニアや情報システム管理者を目指す人のための試験です。ITベンダーやユーザー企業の情報処理技術者が対象であり、情報セキュリティの高度な知識や技能が問われます。情報セキュリティマネジメントと同じく、情報処理技術者試験の一区分です。

3.ITコーディネータ → ×

ITと企業経営両方の知識を持ち、IT経営を実現する専門家の資格です。人材ITコーディネータ協会が認定する民間資格であり、経済産業省の推進資格でもあります。経営に役立つIT利活用に向け、経営者の立場で企業に助言・支援を行います。また、政府や自治体のCIO補佐官などの立場でも活動します。毎年更新しなければならず、そのためには実績や研修受講などに基づくポイントを一定以上獲得するなど、条件を満たす必要があります。

4.情報処理安全確保支援士 → ○

情報セキュリティスペシャリストに替わり、2017年度から新たに創設される国家資格です。更新制度を取り入れた点も大きな特徴であり、情報セキュリティスペシャリストとの大きな違いは更新制度の導入です。更新は3年ごとであり、最新の知識やスキル習得などのため、IPA主催もしくは指定の講習の受講を義務化しています。義務に違反した者は情報処理安全確保支援士を取り消されます。

近年、セキュリティの重要性が急速に高まる中、日本では質の面でも量の面でも人材不足が否めない状況が続いており、セキュリティスペシャリストの人材育成が急務と叫ばれています。このような背景から、今回の答えである情報処理安全確保支援士の資格が設立されました。今までの資格をより最適化したこの資格ができたことで、これまで以上にセキュリティ人材の確保・育成が進むようになるはずです。

Tips

他にも、経済産業省がIPAに「産業系サイバーセキュリティ推進センター(仮称)」の開設を2017年度半ばに予定しています。発電所など重要インフラの制御系システムのサイバーセキュリティ人材を育成する機関です。受講者には、情報処理安全確保支援士を取得できるなどのインセンティブも検討されています。

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