NECネクサソリューションズの
工場DX・スマートファクトリー
導入事例株式会社関水金属 様

関水金属のものづくりを支えているのが、「日々採算」と呼ばれる経営管理手法です。日々採算の実現には、製造現場の実態に即した高度な業務システムとITインフラの整備が不可欠です。そのため同社は、NECネクサソリューションズとともに2012年から整備に取り掛かり、現在も取り組みを続けています。
EXPLANNER/J
以前は自社開発の生産管理システムを利用していましたが、生産量の増大に伴い運用が困難になっていました。EXPLANNER/Jへの刷新後は、生産業務の部門間のやり取りをシステム上で「発注」「仕入」として処理する取り組みを始め、これにより、部門別損益の管理精度は飛躍的に向上しました。
Obbligato
製品別・工程別損益管理の精度向上のため、ObbligatoとEXPLANNER/Jを連携させました。Obbligatoで製品ごとのBOM/BOPを一元管理し、情報をEXPLANNER/Jにスムーズに連携させることで、正確な原価収集を実現。さらに、Obbligatoが「ものづくりの正しいマスタ基盤」として定着し、部門間の連携強化という副次効果も生まれました。これは表計算ソフト時代には成し得なかった大きな変化です。
作業実績収集アプリ
製品別・工程別損益管理の精度向上に向けて、同社では自社開発のスマホアプリを活用しています。このアプリはEXPLANNER/Jから作業指示を取得し、作業員に個別表示します。作業開始/終了ボタンを操作することで工程単位の正確な作業時間が記録され、データは自動反映されます。これにより、工程別の実績データに基づいたより詳細な損益管理が可能になりました。
ITインフラ
NECネクサソリューションズには「安定した通信環境」と「強固なセキュリティ対策」を求めました。工場見学イベントが多く、不正アクセス防止が必要だったためです。また、OT(制御系)とIT(情報系)ネットワークの連携効率化は重要ですが、安易な接続はリスクを伴うため、両者を分離した構成を採用し、安全性と効率性を両立させました。
工場DXの実現は業務システムだけでなく、それを支えるITインフラの整備も欠かせません。同社は、その両面に強みを持つNECネクサソリューションズをパートナーとすることで、工場DXを着実に推進することができました。「NECネクサソリューションズは生産管理システム、PLMシステム、ネットワークインフラの各領域で、質の高いソリューションを提供してくれました。特に評価したいのは、当社のシステム全体像を取りまとめた詳細なドキュメントの納品です。これには他のベンダーが提供するシステムも含めて、関水金属の情報システム全体像が明確に整理されており、DX施策を検討する際の資料として非常に役立っています」
所在地 | 東京都新宿区西落合1-24-10 |
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代表取締役 | 加藤 浩 |
資本金 | 3,600万円 |
設立 | 1957年 |
概要 | Nゲージ・HOゲージ鉄道模型の企画、製造、販売 |
URL |
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2025年8月現在
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