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被写体認識基盤サービス
導入事例
瑞穂町図書館/瑞穂町郷土資料館けやき館様

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郷土資料館の展示物と、図書館のデジタルアーカイブを融合することで、所蔵資料を核とした情報発信、地域活性化につなげる

※博物館、美術館、公文書館、図書館、官公庁、大学など様々な施設の収蔵品やドキュメント資源などの有形・無形の文化資源等をデジタル化し、電子情報として管理・保存・共有できる仕組み。

業種:
自治体

事例の詳細

導入前の背景や課題

図書館が所蔵する地域資料をデジタルアーカイブ化

瑞穂町では、2015年から同町教育委員会が所管する瑞穂町図書館を中心に、町刊行物等の地域資料のデジタルアーカイブ化を進めてきた。同年11月には貴重な町刊行物等の地域資料デジタル化及び、隣接する横田基地の関係者やこれからの国際化に対応すべく、広く当町を知っていただきたいという思いから英語の翻訳データも公開した。担当者は、この施策を進めていく中でデジタルアーカイブのさらなる活用促進を模索していた。
「地域資料をインターネットに公開したものの、もっと活用を促進できないものかと考えていました。そうした中で注目したのが郷土資料館とのコラボレーションでした。瑞穂町の場合、幸い図書館と郷土資料館を同じ部署で運営しているため、地域資料のデジタルアーカイブ化も双方が協力してスムーズに行えました。郷土資料館の展示物と連動させるというアイデアも自然に出てきました」

選択のポイント

展示物と連動する被写体認識基盤サービスを導入

瑞穂町郷土資料館「けやき館」は、「瑞穂の自然と歴史」をテーマに、狭山丘陵雑木林のジオラマや瑞穂町特産の「多摩だるま」「村山大島紬」「東京狭山茶」、囲炉裏のある民家の復元コーナーなどの展示物を常設。その郷土資料館の“目玉”とも言えるのが、館内ガイダンスホール床面に配置されている縮尺1,000分の1の町全域航空写真「バーズアイ瑞穂」だ。
「バーズアイ瑞穂は、郷土資料館の開館以来、町民の皆様に親しまれてきました。その一方でVR(仮想現実)/AR(拡張現実)のスマートフォンアプリが流行するなど、カメラで撮影した現実の画像とデジタルコンテンツを組み合わせて利用する技術も身近になりました。そこでスマートフォンやタブレットを介し、バーズアイ瑞穂の航空写真とデジタルアーカイブを連動させることはできないかと考えていました」と担当者は語る。
「たまたま図書館システムの説明に訪れていたNECネクサソリューションズの担当者に相談したところ、現在開発中のサービスが適しているのではないかと紹介を受けました。それで今回、郷土資料館に本サービスを導入することになったのです」

導入後の成果

リピーターも増え、来館者増につながる

NECネクサソリューションズでは、バーズアイ瑞穂や常設展示物を撮影すると、関連したデジタルアーカイブに誘導するシステムを構築。また貸出用タブレットで稼動する「瑞穂町探検アプリ」を開発した。このアプリを起動して、バーズアイ瑞穂や常設展示物などの対象にカメラを向けてシャッターを押すと、撮影した画像の内容に関連するデジタルアーカイブの情報が一覧表示され、インターネット上で公開されているページへアクセスするようになっている。
「関連ページへ誘導するだけではなく、例えば、瑞穂町の中心駅であるJR箱根ケ崎駅を撮影すると1970年代に運転を終了した蒸気機関車の走行音、町立小中学校を撮影すると各校の校歌が聴けるといった工夫も取り入れました。これらは町民の皆様から非常に好評で、何度も来館するリピーターが増え、来館者増につながっています」と担当者は語る。また、今回の取り組みは、図書館や郷土資料館の職員にも好影響を与えたと感じている。

お客様プロフィール

瑞穂町郷土資料館 けやき館

所在地 東京都西多摩郡瑞穂町大字駒形富士山316-5
概要 昭和52年に瑞穂町図書館の3階に郷土資料館が開館。その後、建物の老朽化によりバリアフリー等の対応もできず、また、資料収蔵にも限界が生じたため、平成26年11月に現在の場所に移転して、「けやき館」としてリニューアルオープンした。
URL new window https://www.mizuhokyodo.jp/

2017年6月現在

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