生産管理システム
刷新事例株式会社リーガルコーポレーション 様

熟練者に頼らなくても的確な生産を行えるPSIのあるべき姿の実現
1902年の創業以来、120年以上にわたって靴づくりに取り組み、年間120万足以上の製造・調達・販売を行う同社は、独自の厳しい品質基準をクリアした材料の選定・調達を行い、職人の高度な技術を活かすことで、顧客に機能的・情緒的価値を提供しています。
靴の製造工程は人手に依存する部分も非常に多いことから、従前の生産管理システムではカバーしきれない点が多々ありました。現行システムは基本的に生産実行や実績管理を支援することしかできず、生産計画や進捗管理などは現場の“プロ任せ”になっていました。
熟練者に頼らなくても的確な生産を行えるよう、情報の見える化と計画連鎖機能の強化を図ることで、PSI(生産・販売計画・在庫)のありたい姿を目指す必要がありました。
生産管理にとどまらず、需要予測やPDM(製品データ管理)まで含めた幅広い提案の要求に最も真摯に応えてくれた
同社が生産管理システムの刷新にあたってゴールとしたのが、プル型(バックワード型)への転換です。要するに実需から逆算する形で生産計画を立案し、生産を行います。
理想としたのは、ジャストインタイムの生産です。「必要なものを、必要な時に、無駄なく作り、タイムリーに供給」できるようにすることで、棚卸資産(在庫)の圧縮と売上拡大を目指しました。
この目標のもと、同社は「パッケージシステムの活用を前提とする」「原則としてパッケージに業務を合わせるよう努力する」ことを掲げた、いわゆるFit to Standardを基本とする新システム導入の方針を策定。機能要件/非機能要件をまとめたRFP(提案依頼書)を配布し、ソリューションを募りました。
同社が最終的に選定したのが、NECのERPパッケージ「EXPLANNER/NX」の生産管理モジュールを軸に、Webシステム開発ツール「dbSheet」 、生産スケジューラ「Asprova」、現場入力支援のハンディターミナルを組み合わせたNECネクサソリューションズの提案でした。
生産管理システムの運用方法を統一し
外注先を含めたデータ一元管理を実現
新たな生産管理システムは2023年8月より本格的な稼働を開始しました。
これに伴い、従前は3箇所の工場ごとに属人的に行われていた生産管理システムの運用方法がEXPLANNER/NXに統一され、外注先を含めたデータの一元管理が実現しました。
新システムの定着化とともに、プル型のオペレーションが回り始めたことで、製品在庫の圧縮など、無駄のない生産へと着実に近づいていることを実感しています。
またこれまで製造工程を通過するたびに手書きしていた日報をなくし、精緻な進捗管理や原価管理が可能となったことも、新生産管理システムの大きな成果と捉えられています。
所在地 | 千葉県浦安市日の出2-1-8 |
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設立 | 1902年1月21日 |
代表取締役社長 | 青野 元一 |
資本金 | 53億5500万円 |
概要 | 紳士靴・婦人靴の製造、販売修理等の小売事業、卸売事業、海外事業 |
URL |
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2025年4月現在
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