ちょっとひといき ビジネスコラム「コミュニケーションの極意」

ビジネスコラム「コミュニケーションの極意」

もう沈黙は怖くない! 雑談力をアップしよう

たった一つの挨拶を雑談に変えるべし

初対面の人と二人きりになった時、挨拶後の沈黙に困ったことはないでしょうか。すぐにスマホをいじりだす人もいれば、極端に会話を避ける人もいますが、雑談に何を話せばいいかわからないし、そもそも雑談をするなんて時間の無駄だ、と思っているなら、それは実にもったいないことです。特に、Web会議では双方の雰囲気が伝わりにくいので、ちょっとした会話にも効果があるんです。

初対面からの30秒で、人は相手とその後も付き合いが続けられるかを肌感覚で判断してしまうといわれています。例えば「今日のネクタイ、素敵ですね」と話しかけた場合に、相手が無視して返事をしない人や、「は? なぜそんなことを言うんですか」と怒り出す人だとすれば、その人は信頼できるのか、トラブルが起きやしないか、と危惧するでしょう。逆に、「ありがとうございます、実はこれ…」と話せる人なら、背景にある社会性や人間性が窺えるのではないでしょうか。

雑談一つに、その人の社会性や精神的な安定性、また場を和ませる能力や機転の良さなどが表れるのです。雑談力が高ければ、ビジネス上でもプライベートでも、良い関係を築くのに役立つはずです。

まず30秒を目標に! 基本の雑談マナー

では何を話せばいいのか、と考えてしまいますね。雑談は、その場の30秒の気まずさを回避すればいいだけなので、内容が濃いものである必要はありません。中身がないのが正解なのです。雑談のマナーとして挙げられるのは

・挨拶+αから始める
・中身がなくてもOK
・「見えるところを褒める」は鉄板
・「その場にあるもの」にヒントがある
・同意が基本、「でも」「しかし」は使わない
・一問一答は拒絶と同じ、一問二答以上に
・オチは必要ない
・悪口はNG

難しく考える必要はありません。中身がなくても、雑談を開始しようとする行為自体に意味があるのです。「久しぶりにいい天気ですね」、「今日は何線で来られましたか? 混んでいたでしょう」、「御社の事務所は〇〇にあるんですね」、など。また、相手が話したことを「覚えておく」のも大事なスキルの一つ。名刺にメモをしておくと、再会した時に使えるかもしれません。

雑談力UPにチャットツールを有効活用しよう

テレワークやWeb会議をする機会が増えた昨今、生産性の高いコミュニケーションを取るためにも雑談力は欠かせません。チームメンバー同士が離れた場所にいるため、お互いの姿が見えず、意思疎通のギャップが生まれる恐れがあります。その点で、対面だけでなくオンラインでうまくコミュニケーションをとるにはちょっとしたコツがあります。

可能な限り画面共有し、画面越しに見えるものを会話のきっかけにするのもいいでしょう。どんなことでもよいので、自分の近況から話すと場の雰囲気も和みます。相手の反応を期待せずに気軽に話してみましょう。ただし、長くなり過ぎないように注意が必要です。

ビデオで相手の様子をしっかり捉えながら雑談も取り入れれば、対面時と変わらないコミュニケーションが可能です。チャットツールを活用し、雑談力を意識しながらコミュニケーション強化を図りましょう。

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