NECネクサソリューションズ、製品の品質値をAIで予測・シミュレーションする
「Clovernet AI（品質向上モデル）」に「試作提案機能」を追加提供開始

NECネクサソリューションズ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役執行役員社長：木下 孝彦）は、化学、食品、素材製造業の製品の品質値をAI技術を利用して予測・シミュレーションするサービス「Clovernet AI（品質向上モデル）」の追加機能として「試作提案機能」を本日より提供開始します。

化学、食品、素材製造業における製品の品質は、原材料の品質・構成や、気温・温度といった製造条件のわずかな違いによる影響で大きく変化します。その違いを考慮した適切な品質調整は、一部の熟練者の経験に頼りがちになっています。しかし、人材不足の中でコストを抑制しつつ、経験値を継承することは困難を極めます。

昨今、企業のDX化が加速度的に進んでおり、AIやIoTを活用した業務効率化の検討が進んでいるものの、実施するためのコストも懸念材料の一つになっています。

こうした課題を解決するため、当社ではAI技術を利用して、熟練者の経験による思考のように、事前に製品の品質値を予測・シミュレーションできる「Clovernet AI（品質向上モデル）」を2022年4月より提供しています。

今回新たに追加機能として、少量の使用予定データでも「最も効率よく探索できる試行条件」や「最も目的とする品質値に近くなりそうな試行条件」を提案する「試作提案機能」を提供開始します。

過去の原料比・製造パラメータ・結果品質の関係性等から予測・シミュレーションする「予測・シミュレーション機能」と合わせての導入、または、「試作提案機能」単独での導入も可能です。

今後1年間で25社の販売を目指します。

Clovernet AI（品質向上モデル）