サイト内の現在位置
第2回 Fit to StandardからERP導入成功のヒントを得る
コラム「なくならないERP導入のトラブル。今重要なことをコンサルが解説。」~Fit to Standardは処方箋になるか~
2.1 Fit to Standard(以下、F2S)とは
この言葉、聞いたことはありますか?筆者は、2023年から特に2024年に入って耳にするようになりましたが執筆時点の2024年12月ではパッケージ導入といえばF2Sというくらいに広がっているようにも見えます。
比較的新しい用語のためか生成AIに聞いても要領を得ませんでしたが、ネットで検索するとたくさんヒットしました。主に次のような内容で説明されています。
-
ERPを中心とした製品導入の手法である
-
Standard(製品の標準機能)に合わせて業務を変えるというものである
-
従来のFit&Gapと対立する概念として整理されるFit&Gapはユーザの要求と製品機能とのGapをアドオンで対応するのに対し、F2Sでは製品に合わせ業務を見直す、としています。
-
どうしても合わせられなければ、外部連携などの手段を講じる
2.2 これは新しい手法なのか
いかがでしょうか。正直なところ筆者にはしっくりきていません。
本コラムの続きは、PDF版をダウンロードしてご覧ください
<コラム内容>
- 2.1 Fit to Standardとは
- 2.2 これは新しい手法なのか
- 2.3 F2Sの活用
- 2.4 F2SとBPR

筆者プロフィール
務台 博海(むたい ひろみ)氏
みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社
デジタルコンサルティング部マネジャー
(経営コンサルティング部マネジャー兼務)
ITストラテジスト ITコーディネータ システム監査技術者 プロジェクトマネージャ 米国PMI認定 PMP
[経歴・実績]
1998年株式会社第一勧銀情報システム(みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社)入社、システム開発・導入を経験。
2012年より、これまでのシステム開発、プロジェクトマネジメント経験を活かして、現在の業務に繋がるIT構想、IT資源調達といったコンサルティング業務に従事。
製造業、小売卸業、サービス業、建設業を中心とした ITコンサル全般、IT/DX構想策定、ERP領域およびその周辺領域の構築や刷新 他

山本 奈津子(やまもと なつこ)氏
みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社
経営コンサルティング部
[経歴・実績]
2014年株式会社みずほ情報総研(現みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社)入社、全社のWebアプリケーション・AI・UXなどをテーマとしたシステム開発人材の育成を経験。
2019年より、DX構想、IT資源調達といったコンサルティング業務に従事。
製造業、小売卸業、サービス業を中心としたIT/DX構想策定、IT/DX実行、IT/DX教育の支援
ERP領域およびその周辺領域の調達 他
