電子カルテシステム「MegaOakシリーズ」
導入事例地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪府立精神医療センター様

多職種の医療スタッフによるチーム医療推進体制を強化
大阪府の基幹精神科病院である大阪精神医療センターが、電子カルテを中核とする病院総合情報システム導入に向けた検討を開始したのは2009年のこと。その主目的は、多職種の医療スタッフが患者さま情報を共有することにより、チーム医療を高度化する仕組みの構築です。
同センター院長は、「精神科では医師・看護師に加え、地域で患者さまを支えるケースワーカーなど多職種によるチームが医療サービスを提供しています。各スタッフが得た情報を医師が一括して見ることができれば、患者さまの治療に役に立ちます」と話します。
一般科での導入実績と“電子カルテ”としての基本機能の完成度を評価
同センターは要求仕様や選定・評価基準の策定を1年間かけて入念に行いました。特に一般科での十分な導入実績と、電子カルテとしての基本機能の完成度を評価しました。「当センターは精神科単科の病院ですが、患者さまは体の病気にも罹ります。そのため、一般科病院との診療情報連携が、これからの課題となる際に、システムが対応できる潜在能力を持っていることが大切」と、地域総合病院との医療連携を可能とする“潜在能力”も評価しました。また、事務局医事グループ総括主査はセキュリティ対策に関する提案も重視。これらの点を総合的に評価・検討した結果、MegaOak-MI・RA・Isの採用を決定しました。
チーム医療の高度化と業務効率化により、質の高い医療サービスを提供
電子カルテの導入により、患者さま情報へのアクセスは格段に良くなりました。「朝、PCの画面を開くと昨日までに実施された訪問看護記録やデイケア記録を見ることができるようになりました」と話します。また、救急の患者さまに対する治療もよりスムーズに行えるようになりました。「従来、当直医師が自担当以外の患者さまの救急受入要請があった場合には、その患者さまの病状を把握するまで時間が必要でしたが、電子カルテになった今はすぐに診療情報を確認することができ、迅速な初期診療が可能となりました」と話します。
所在地 | 大阪府枚方市宮之阪3-16-21 |
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従業員数 | 399名(2013年4月1日現在) |
設立 | 1926年4月 |
概要 | 大阪府域の基幹精神科医療機関として、措置入院・緊急措置入院・応急入院などの行政的医療や精神科救急医療を行うとともに、民間医療では対応の困難な重度かつ慢性精神医療、児童・思春期、医療観察法関係等の専門医療など、精神科医療の先駆的役割を果たし、児童・思春期からご高齢の方々までこころを病む皆さまの病院です。また、地域精神科医療を重視し、作業療法・デイケア・訪問看護・地域の関係機関と連携により患者さまの社会復帰、自立と社会参加を支援しています。1982年2月には、臨床研修病院の指定を受けて、医療従事者の養成に努めています。なお、2006年4月に地方独立行政法人法の適用をうけ、大阪府立病院機構がその運営に当たることにより、経営の合理化、効率化を図り、公共の福祉の増進に努めています |
URL |
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2013年10月現在
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地方独立行政法人 桑名市総合医療センター 桑名東医療センター
電子カルテを基盤に医療の質向上と経営の強化を推進。部門ごとのニーズを反映した部門システムとの相互な連携を実現。
患者さまの情報をスタッフ全員が参照できる仕組みを実現。電子カルテの導入によってチーム医療の推進体制を整備。
3つの病院で電子カルテシステム基盤を共有。病院間やスタッフ間が密に連携し、医療の質と業務効率の向上を実現。
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