DTP・自動組版システム「SUPER DIGITORIAL/EW」導入事例

求人誌・Webなどのクロスメディア制作に対応したセミオーダーメイドのDTP・組版システムを構築
制作業務の効率化とより魅力的なメディアづくりを目指す

業種:: 広告業
従業員数:: 51～100人

事例の詳細

導入前の背景や課題

システム肥大化やデータ累積によりDTP・組版システムの性能が低下
システム刷新で生産性を向上したい

同社は「クオキャリア」「BRUSH」をはじめとする求人誌の制作にスクラッチ開発のDTP・組版システムを利用していましたが、システムの肥大化や長年にわたるデータの累積が原因でシステムのレスポンスが低下しており、制作業務に支障を来していました。さらに、システムの設計・開発を協力会社に一任したことで、追加の機能開発が難しいシステムの設計になっており、その結果、機能の不足をユーザーの運用でカバーするなどシステムのオペレーションコストも増大していました。同社は制作業務の効率化、制作品質の向上を実現するため、DTP・組版システムの再構築を決断しました。

選択のポイント

導入の決め手は、SUPER DIGITORIAL/EWに、ローコード開発ツールで開発するコンテンツ管理システムを組み合わせるというNECネクサソリューションズが提案した独自のシステム構成にありました。コンテンツ管理システムは、原稿や画像などの制作データ管理を行うのと同時に、それらのデータをSUPER DIGITORIAL/EW向けに組版用データとして出力します。クロスメディア対応をはじめ、同社の制作プロセス全般に求められる機能をコンテンツ管理システムが担い、その開発をローコード開発ツールで行うことで、コストを抑えて柔軟なカスタマイズが行える「セミオーダーメイド」のシステムを目指しました。

国内メーカーの組版システムで同社の要件を満たせそうなものはSUPER DIGITORIAL/EWほぼ一択と言う状況でした。Adobe InDesignも候補に挙がりましたが、ライセンス費用が高いことに加えて、同社のやり方に合わせて機能調整することは難しいだろうと考えました。最終的に、ローコード開発ツールを使いスクラッチに近い開発ができるNECネクサソリューションズの提案を採用することにしました。

導入後の成果

システムのパフォーマンス改善により作業時間の50%削減を達成
制作品質の向上にも大きく貢献

メディア制作における一番の効果は「制作効率・制作品質の向上」です。新システムは画面表示がそのまま入稿データに反映されるため、以前のように熟練スタッフが属人的な調整作業を行う必要がなくなりました。新人スタッフ向けのシステムのトレーニング時間も短縮しています。課題だったシステムのパフォーマンスも劇的に改善しており、制作作業全般において作業時間短縮が実現しています。旧システムは1画面の遷移だけで30秒近くの時間がかかり制作の大きな足かせになっていましたが、新システムは画面遷移を含むシステム全体の稼働が高速化しており、ストレスフリーな制作環境が実現しています。

お客様プロフィール

株式会社クオキャリア

所在地	東京都豊島区南大塚3丁目46番地3号　いちご大塚ビル 6F
代表取締役	中山豊
資本金	1,120万円
設立	2006年5月
概要	求人誌「クオキャリア」「BRUSH」の発行や各種Webメディアの運営、求人票の作成代行、合同就職説明会の企画運営など、歯科業界（歯科衛生士・歯科医師）に特化したさまざまな人材サービスを提供しています。
URL	https://www.quacareer.co.jp/