intra-mart
導入事例トーソー株式会社 様

コードの違いで注文書を打ち直し、人手に頼る処理が限界を迎える
あるユーザーからの注文書や仕様書(詳細オーダ)の処理で課題を抱えていました。そのユーザーが使用しているコードと自社のコードがまったく合わなかったことから、データで注文書などの提供を受けながらも、それを生かすことができず、わざわざ紙に出力して受注を担当するメンバーが手作業で打ち直していたのです。7、8年前までは人手に頼った処理でもこなせていましたが、注文数が年々拡大。他部署の応援などにより増員して対応していたものの、それが2、3年前から難しくなってきていました。「特に、ゴールデンウイークなど、まとまった休暇後の処理は数倍へと一気に増加します。そのため、これ以上、同様の方法を継続していくと、処理に限界がくると考えていました。人手をピーク時に合わせて常に確保するとなれば、コスト面で大幅に効率を落としてしまいます。そこで、処理の効率化を目指して、2017年末頃より本格的にシステム化を検討することになりました」と語ります。
9割以上のOCR認識率とシステムを止めない信頼性を評価
NECネクサソリューションズに相談したところ、「intra-mart」を核に、「OCR」「RPA」の組み合わせによる受注効率化システムの提案を受けました。まず、ユーザーからの注文情報(商品マスタレベルの注文情報)は、EDIデータとして受けてデータ変換ソフトを介してintra-martに取り込みます。EDIデータとしての取り込みができない注文書(詳細注文)やFAX 仕様書(詳細オーダ)に付いた店舗番号、伝票番号、日付については、FAX受信した画像ファイルをOCR処理によってデータ化。それを同じくintra-martに取り込み、先のEDIデータと紐づけてオーダーを一覧化します。なお、OCRで認識できなかったFAXの項目については、必要な修正事項を手入力しています。オーダーを一覧化したデータは、基幹系の受注管理システムに取り込まれ、さらに「エンドユーザーへの回答用システム」に対して、一覧から必要情報をRPAが自動転記し、納期などを自動回答します。
紐づけできないデータ処理の効率化で大幅な業務負荷軽減を見込む
EDIデータとFAXデータとの紐づけができないデータが20%程度は発生しているといいます。こうした紐づけができないデータは一つのフォルダにまとめて格納されるため、全体ではかなりの数になっています。「今は、そのフォルダからファイルを一つひとつ開いて内容を確認し、紐づけさせるデータを見つけ出すという新たな作業が入ってしまうため、全体としての省力化には至っていません。しかし、紐づけを効率的にできるようつくり込みを進めており、2020年3月末にはその作業を完了する予定です。一連の処理がスムーズに運ぶようになれば、業務負荷を3割近く軽減できるようになると考えています」と展望します。
所在地 | 東京都中央区新川1丁目4番9号 |
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代表者 | 前川 圭二 |
資本金 | 11億7,000万円 |
設立 | 1949年9月 |
概要 | インテリア製品の企画、製造、販売。東京装備工業として設立し、1972年にトーソー株式会社に商号変更。東京証券取引所市場第二部上場。 |
URL |
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2020年2月現在
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ローコード開発プラットフォームとして「intra-mart」が業務のハブとなり、紙業務のデジタル化を実現
インフラ製品の維持管理を、RFIDとintra-martでデジタル化。正確な状況把握と迅速な保全活動により社会的貢献へ
基幹システム更新に合わせてintra-martを導入文書管理の統合とワークフロー化で生産性向上に貢献
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